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企業レポート

1Qから飛び出す アイケイ 10月26日 (2016.10.25)

ピーク更新の公算大
新体制による事業再構築が決め手
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アイケイ(2722・JQ)は上振れ。新体制軌道入り。1Qから飛び出した。前期の反転を受け10月12日の修正発表によるもの。2Q堅調で3Q需要期。据え置いた通期予想も強含みになった。1Q計画(1ドル110円)より円高に振れ、主力のメーカーベンダー(90.9%)とSKINFOOD事業(7.3%)ともに採算好転。販管費の改善も後押し。
9月まで個別売上高累計106.5%が手掛かりだ。新規よりロングランで取り組んでいる商品が人気化。美容と健康をテーマにデフレと相性を見出した。9月のルート別売上高によると、生協99.0%、一般119.7%、BtoC(ダイレクト通販)166.0%。生協が安定している上、店舗やweb・TV、海外などルート拡大。直近2期の実績から今後BtoC(前期7億3700万円)、海外(同2億4900万円)の高い伸びが見込まれる。このうち、1Q前期実績に匹敵する海外が目をひき、通期8~9億円に急伸する見込みだ。8月24日の総会。例年より出席者が多く約90人。質問3にとどまったものの正味40分賑わった。新体制1年を評価するもので、新規の株主もエールを送り今期好スタート。2Q 追い風が止まらない。懸案だったSKINFOOD事業(20拠点)の黒字が定着し、ITソリューション事業(前期営業赤字3700万円)の収支トントンにめど。復活の条件が整ってきた。このため、連結売上高はもちろん、営業利益3億2900万円、経常利益同、純利益2億0200万円(2012年5月期)そろってピーク更新の公算大。連続増配も考えられる。6月からフリータイム制を導入し減り張りがついた。子育てや介護など支援するもので、女性のほか男性社員も前向き。1、3年後が楽しみだ。前回述べたが、2012年(創業30年)を境に通販をメーカーベンダー(製造と卸の一本化)に改め事業再構築。22年(同40年)にかけてリターンが見込まれる。会社が今年から上昇運の一方、トップスリーがそろって3年調整運。しかし、蓄財の才能が見事で後継者もお金に困らないという。都合3年が決め手になりそうだ。
2017年5月期(連結)は、売上高145億7000万円(4.8%増)、営業利益3億円(46.2%増)、経常利益同(64.4%増)、純利益2億円(172.5%増)の見通し。中間期上方修正した。配当20円を据え置く予定。2Q発表(前期1月13日)が注目される 。前期から株主優待制度を変更し、従来100株以上の株主に一律3000円相当の自社商品を贈っていたが、1年以上を条件に100株以上300未満株主に1000円のクオカード1枚。300株以上1000株未満に1000円のクオカードと3000円相当オリジナルグルメセット。1000株以上なら1000円のクオカード1枚と1万円相当のオリジナルグルメセットを贈呈。その後株高となり人気に輪がかかっている。

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