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企業レポート

次のステップ シンポ 9月14日 (2016.09.13)

ピーク上回るペース 

ソリューション事業を立ち上げ

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シンポ(5903・JQ)は続伸。1Q 連結区間新の模様。ピーク更新に限りなく近づいた。主力の製品、据付工事、部材品など受注予想以上。2001年6月期の1万2000台を上回るペース。昨年ブームになったインバウンド一巡後も強い。世界№1といわれる無煙ロースターが受けている。2010年に宮崎県で起きた口蹄疫(こうていえき)、翌年の東日本大震災による原発事故以来様変わり。煙や臭いが出ない上、換気、排気、ダクト洗浄などフォローアップ。受注に弾みがついた。心血を注いだ安心と安全、環境浄化によるもの。現在7割が新規といわれ、高まるメンテナンスニーズにこたえ、ソリューソション事業立ち上げを表明。次期早々稼働する見込みだ。2021年(50周年)にかけて循環型企業目前。メンテ事業が軌道に乗ると次の50年も明るい。検討中の名古屋工場増強と海外の引き合いを勘案し、連結売上高50億円突破も考えられる。今年から3年社運好調。田中社長(58)も同運だけに仕込み次第。海外で3分の1さばくようになると、業務用冷凍冷蔵庫のホシザキ(6465)に続くイメージ。創業来最高のメンバーでビジネスチャンスを迎えた。一方、4月に創業40周年を迎えた焼肉業界最大手の叙々苑(本社東京・資本金1000万円)。北海道から沖縄まで全国主要都市(60)に店舗を構え、直近の年商204億円。10年後300~350億円目指すという。叙々苑「焼肉革命」(角川新書)によると、無煙ロースターの登場と叙々苑の一途な良質吟味が業界の発展をリード。1兆円産業になった。他方、日本フードサービス協会によると、外食市場7月全体で売上高105.9%(8ヵ月連続前年比プラス)に対し焼肉108.1%。店舗数100.0%に対し102.0%。客数103.5%に対し109.4%。客単価102.4%に対し98.8%と事実上トップ。2万5000をピークに1万5000になった焼肉店が2万大台を回復。8月1日~29日全国ヤキニク祭も支援材料になった。同社の場合、前期分割後初の18円配当。うち6円特配で創業家も喜んだ。先祖が喜ぶことをすると自分も幸せになれるという。

2017年6月期(連結)は、売上高47億5000万円(3.3%増)、営業利益6億0500万円(0.2%増)、経常利益6億2000万円(同)、純利益4億1100万円(0.1%増)の見通し。配当12円(中間なし)の予定。設備投資1億5000万円の計画。海外売上高5億円が当面の目標といわれ、中国仕切り直し。台湾、香港、タイ堅調。ベトナムこれからという。2015年を境に子牛が急騰し、最近口蹄疫当時の倍。高級和牛も跳ね上がった。繁盛店つくりが一貫したテーマで川上、川下にも思い巡らしている。無煙ロースター国内トップが世界№1といわれるグローバルニッチな市場。メンテナンス、工場増強、海外拡大を目指し次のステップに入った。11月上旬、1Q発表が楽しみだ

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