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企業レポート

計画上回る 石塚硝子 11月1日 (2011.10.31)

1Q発表が手がかり

34Q採算改善見どころ

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石塚硝子(5204)は上振れ。比較的堅調な折り返し。通期でも計画を上回る見込みだ。929日の修正発表によるもので、震災直後を物語る720日の発表が手がかり。連結6%増収、58%営業増益と予想以上。飲料水不足に伴う紙容器・PETプリフォームの受注増が先行した。しかし、原燃料はじめ諸資材高騰を受けて2Qブレーキ。34Q予断を許さず慎重な見通し。欧米信用不安、中国インフレ、円高の影響も懸念材料。09年設立した中国子会社(非連結)。往来活発というが、一本立ちが待たれる。昨年4月発表した新「中期計画」2年目。初年度で連結売上高560億円を実現し、経常利益17億円(20133月期)が目標。1213年調整運だけに34Qの採算改善が見どころ。ガラスびん、ハウスウェア、純容器、プラスチック容器事業など持ち場、持ち場で最善を尽くす場面。2019(創業200)を迎えるためだ。

2Q連結累計は、3%増収、8%営業減益、3%経常減益、純益46000万円。むしろ引き締まった。123月期(連結)は、売上高573億円(2%増)、営業利益115000万円(9%減)、経常利益105000万円(4%増)、純益55000万円に見直した。配当は期末4円を据え置く予定。連結子会社のアデリア1112日大阪、910日名古屋、1011日東京で2011秋季展示商談会。ハイボール復活や食べるラー油がヒットしたように、何ごとによらず提案を持ちかけられるかどうか決め手。リーマンショックを吸収し失地回復半ば。1031155(連結1株当たり純資産470)で引けたが、底値圏のもみ合いとみられ34Q次第になってきた。

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