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企業レポート

記念配当も ジーフット   8月30日 (2011.08.29)

2Q巻き返し一段と拡大

大手3社の一角ダークホース

 

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ジーフット(2686)は一段と拡大。1Q震災で出遅れたものの2Q巻き返し。堅調に折り返した。3月に親会社から延べ85にのぼるマイカル直営靴売り場の販売業務を受託。具体化しているためだ。前半出店109(退店17)を数え683店舗。既存店97.9%(前期93.5%)。例年より梅雨明けが早くサンダル2割増、東北の復興需要、高温・節電による省エネからクールビズ・カジュアル対応の商品がヒット。前期下方修正したが、今期上方修正。8月26日発表によるもので、今年12月創業80年を迎えるだけに3、4Q期待をもてそうだリーマンショックの翌年2月ニューステップと合併。親会社の拡大路線修正と軌を一にするもので、当時売上高900億円(営業利益30億円)、同1000億円(同50億円)のアドバルーン。混乱の中で3期目に入り、震災、原発事故、記録的な円高など一転してビジネスチャンス。現に商品の半分を輸入するABCマートが円高を追い風に出店攻勢。チヨダとの戦いもこれから。大手3社の一角でダークホースになっている。

2Q累計(非連結)は、9%増収、52%営業増益、58%経常増益、69%減益。災害特損2億円のほか資産除去債務3億5300万円計上が響いた。12年1月期(非連結)は、売上高900億円(9%増)、営業利益24億円(27%増)、経常利益23億円(26%増)、純益8億円(34%増)と当初通り。配当10円(中間5円)を据え置く予定。今期末700店舗目前。親会社関連のリニューアル案件といえば、北海道と九州のGMSやパルコ、ダイエーなどまだ相当残っている。「アスビー」、「フェミニンカフェ」、「グリーンボックス」三つのブランドに集約。円高一巡、復興需要本格化から次の幕が上がりそうだ。社運は今年絶好調。12年に1度の上昇運。来年2、3月まで続く。時価850円(1株当たり純資産1310円)は割安。記念配当も考えられる。

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