ペプラカップ本格化
麺はじめ全容器に広がる
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アテナ工業(7890・JQ)は3Q回復。年度末の追い込みに入った。5月6日下方修正したが、コンビニの価格競争、原材料高、天候不順など1、2Q出遅れたためで、紙とプラスチックの新容器「ペプラカップ」の切り替え本格化。安心・安全・環境対応が受け、麺容器はじめ弁当、味噌、酒容器など全容器に広がる運び。今年から3年社運がよく、次期再スタートも考えられる。
ペプラカップ投入から半年後リーマンショック。持ち直したあげくに円高株安。むしろ、5月の修正であく抜けした。市場は4月26日315円を高値に200円台後半(1株当たり純資産634円)のもみ合い。決算発表(昨年11月11日)を契機に二段上げも考えられる。
3Q累計(非連結)は、2%減収、54%営業減益、50%経常減益、56%減益と好転。厳しい情勢に変わりないが、同業他社と一線を画したペプラカップでリード。普及は時間の問題だけにじれったい。
10年9月期(非連結)は、売上高93億円(3%減)、営業利益2億4000万円(36%減)、経常利益2億6000万円(同)、純益1億3000万円(37%減)の見通し。5月修正のまま。配当は10円(期末5円)に戻す予定。今年2月40周年を迎え収穫期入り。大器晩成型で今年から安定、上昇運という。ペプラカップは、耐熱、耐油、ガスバリア、小ロット多品種対応の優れたプラスチック容器に、印刷した紙のディスプレイ効果を加えたもの。使用後リサイクルの分別も容易で大型商品といわれている。