省エネタイプ投入が呼び水
40周年目前に3、4Q追い上げ
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シンポ(5903・JQ)は復調。持ち直した。1、2Q前年を上回り、不需要期の3Q(1~3月)も善戦しているためで、5期ぶり反転が確実な情勢。昨年2月投入した省エネタイプ無煙ロースターが呼び水になった。現在、見本市やメンテ、改装などを通じて3分の1ないし半分切り替わった模様。東京、九州や北海道で節約、低価格一辺倒から単価上昇。新規物件も当たりが出てきたという。01年国内(千葉県)でBSE発生から10年。リーマンショック、口蹄疫をこなし5期ぶり増収。最高益(01年6月期4億8500万円)から10年だけに、4月40周年を目前に創業者の供養につながる。4Q需要期で前期追い上げた経緯が手がかり。足もとの感触から久々に上方修正も考えられる。国内1万6000、海外500店の実績が物語るように海外がフロンティア。今期2億円程度にとどまる見込みだが、先進・新興国を問わず倍、3倍の規模に成長するとみられ、日本の焼肉が海外で繁昌するケースも増加しそうだ。
2Q累計(非連結)は、6%増収、12%営業増益、10%経常増益、純益5600万円の折り返し。計画を上回った。11年6月期(非連結)は、売上高28億6000万円(6%増)、営業利益2億500万円(35%増)、経常利益2億800万円(45%増)、純益1億1400万円(91%増)と当初通り。配当は期末7円を据え置く予定。初代運の会社であり、今年は動きの中に運があるという。200円どころが固まってきた。