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企業レポート

5期ぶり反転 シンポ   8月16日 (2010.08.16)

省エネタイプ新製品投入

ピーク10年再び立ち上がる

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シンポ(5903・JQ)は回復。5期ぶりに反転。今期からリバウンドが見込まれる。2月に投入した省エネタイプの無煙ロースターが手がかり。ガス消費量約20%、排気システムや空調設備など電気代も約30%節約できる環境対応の新製品。焼肉店のイニシャル・ランニングコスト引き下げに寄与するとみられ、前期26億6900万円(4%減)にとどまった受注の回復が見もの。全国2万3000店舗、市場規模1兆1000億円といわれる焼肉業界に新風を吹き込んでいる。01年6月期の売上高43億8200万円(営業利益5億9200万円)をピークに調整10年。BSE、リーマンショック、口蹄疫問題など吸収し再び立ち上がった。

業界は、デフレギャップ25兆円の真っ只中。新規出店はおろか既存店改装も落ち込んだまま。前期も3Q苦戦したが4Q切り返し、営業・経常利益が当初予想を上回った。来年4月、名実とも40周年、まだ厳しさが残るものの、今年後半から上昇運。今年の仕込みが2、3年後プラスになるという。

前期(非連結)は、5%減収、60%営業増益、82%経常増益、純益5900万円。4期連続減収にかかわらず増益。在庫負担も軽く調整一巡とみられる。

11年6月期(非連結)は、売上高28億6000万円(6%増)、営業利益2億500万円(35%増)、経常利益2億800万円(45%増)、純益1億1400万円の見通し。配当は期末7円を据え置く予定。省エネタイプ無煙ロースターが目玉。海外は中国の開拓がバロメーター。国内1万6000、海外500店の実績をもとに繁盛店づくり。反転は新製品の拡販にかかっている。8月1日~29日まで協会主催の「全国ヤキニクまつり2010」があり、3000円以上飲食すると、抽選で25人に2万円の商品券が当たる。今、来期化ける公算もある。

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