日銀の本音別のところ 消費税引き上げと日経平均の関係 (2013.04.09)
8日も高い。ドル99円、ユーロ128円台の円安。買い戻し一巡後も循環物色が続いた。買いたい弱気が市場の本音。2月の経常収支が4ヵ月ぶり6374億円黒字と伝えられたが、貿易収支は6770億円の赤字で8ヵ月連続水面下。週明け■■■■■■(****)、■■■■■■(****)に■■(****)、■■■■(****)も堅調でやりにくい。半面、■■■(****)と■■■■(****)が円安を追い風に続伸。5月にかけて売りたい強気も透けて見える。金融、証券、不動産のほか倉庫をしんがりと見ているためだ。4日、ひとまず材料出尽くし。これから半年ポジション調整と述べた。当日、出来高が目安の60億株を突破。アストロによると、NYダウが2013年4〜7月にかけて高値。さらに、消費税引き上げと日経平均の関係も気になるところ。消費税の場合、前回5%になった97年4月実施に対し、日経平均のピークが96年6月の2万2666円。10ヵ月前に天井をつけた。今回も同じと限らないが、2014、15年計5%引き上げ13兆5000億円。GDPの3%に匹敵するもので、米国と並ぶ「財政の崖」。実施前の97年1月に1万7303円まで24%下げただけに注意が必要である。3日述べたように、増税法案には景気条項がつき4〜6月のGDPがポイント。8月の発表にかかっているが、7月の参院選を踏まえ9、10月に正式決定する見込み。5月米国が債務上限引き上げに成功しても、6月に欧州が決算を迎え、現在先進国に還流しているホットマネーも流動的。キプロスで起きた預金封鎖が何らかの形で日本にも跳ね返る見込み。8日まで押し目待ちに押し目なし。一本調子で上げてきたが、GW前後から買いたい弱気と売りたい強気が正面衝突。否応なくポジション調整を迫られる。もっとも、円安についてはアストロと同じ2013、14年ドル90〜105円のレンジ。日経平均に置き換えると1万2500〜1万5300円のレベル。新年度大幅増益が見込まれる決算発表を通じて4〜6月利食い千人力の場面。■■(****)と■■■(****)の8000円相場にしても2015年の呼び物。大回り3年のゴールと考えられる。学説、経験則も無力といわれるが、最近円の下落と株の上昇を合理的に説明できるという。日銀はFRB、ECBに追随したが、2年でインフレ2%を実現するため。本音は別のところにある。
日経平均は358円高。1万3192円の引け。東証一部の出来高49億5500万株、売買代金3兆6400億円と高水準。6月物が440円高で寄り400円高の1万3210円引け。陰線のうちは大丈夫。大商いで高値引けになると出来上がる。出遅れの■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)が水準訂正。負のバブルから抜け出すところ。ひと押し入ると若返る。■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)に■■■■■■■(****)、■■■■(****)も決算発表待ち。■■■■(****)、■■■■■■■■(****) 然り。■■■■(****)は事実上主役。初動が9万4000円のため、二の矢で倍返しになって跳ね返る。黒田リフレは米国に向けた金融支援といわれ、やがて日本の米国債購入50兆円が発表される見通し。5日の10年債利回り0.315%に強烈な印象を受けた。(了凡)