最後の円高を吟味する 債務上限引き上げ時間稼ぎ (2011.07.28)
売り先行で始まり模様眺め。大半見送られた。米連邦債務上限引き上げ難航と円高が主因。27日述べた■■■■(****)の戻りと■■(****)の続落が印象的。すべてを物語っている。ソロスが40年引き回したファンド運用を諦めたという。債務上限引き上げが8月2日までに決着しないと、退陣表明後続投している首相と似たようなケース。米国債利払いが集中する15日以降支障が出てくる。首相は開き直っているが、マーケットはポジション調整待ったなし。売り方を殺し、買い方も投げないと収まらない。27日は好決算を見越した■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)が堅調。日本の場合、リーマンショックと震災をこなし企業部門が健闘しているだけに、ほぼGDPの倍といわれる政府債務もこなれる。半年後、円安・インフレを先取りして日経平均が上がり始めると、企業収益をはじめ雇用、所得が好転し財政赤字も改善する。ニクソンショックから40年円高、バブル崩壊後20年デフレの潮目。世界中ブラックホールにはまり、トレンド転換が迫ってきた。ちなみに、玄人筋の説く円高は来年2月74円でピーク。その後インフレによって円安が進み、長期円ドル180円に向かうトレンド。製造業が国内に戻り始め、地方経済の疲弊も解消に向かうという。仮説にしても、日柄から割り出したもの。最後の円高を吟味するところだ。それにしても、世界支配層による悪魔の地球支配綱領。世界人間牧場計画はおぞましい。「300人委員会」と呼ばれる組織で、日本や韓国に対しローマクラブが採用した脱工業化を推進。厖大な失業者増加と道徳心低下。労働者の生産意欲をそぎ、家族という共同体を破壊すること。危機を次々と起こし操作、管理して無力感を植えつける筋書きという。世界経済崩壊の原因をつくり、政治の混乱をひき起こすのが基本路線というから始末が悪い。リーマンショックの時、自分の身内ゴールドマンのみ救済した元米財務長官も一味。彼らは手先で計画を実行しているのに過ぎない。日本の場合、これまで40年円高、20年デフレも彼らのプログラム。ところが、最近内輪もめ。内部対立が目立ってきた模様。債務上限問題もこの一環。ネットが中国で起きた高速列車事故の核心を突いたように、上限引き上げも時間稼ぎ。彼らが株や金先物を利食い、空売りを仕掛けるまでの幕間。準備が完了すれば下に振ってくる。
日経平均は50円安。後場いくらか持ち直し1万0047円の引け。1Q発表を手がかりに個別物色が続いた。出来高17億株、売買代金1兆1600億円。円ドル介入を含め主力銘柄にPKOのうわさ。持ち駒で■■■■■■■■(****)と■■■(****)が値上がり12、14位に顔を出しやれやれ。持ち場で最善を尽くしている。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)は出来上がっていない。■■■■(****)が28日、■■■■■■■(****)は29日1Q発表の予定。日柄から割り出すと、NYダウは10月にかけて今年の高値をつける見通し。日経平均も引っ張られる公算が大きい。8月2日以降、時間稼ぎとみられる。とにかく、この円高。やらせとしかいいようがない。景気は悪いし、デフレが止まらず、さらに国債格下げも伝えられるのに円安にならない。それどころか、どんどん円高が進んでいる。このため、とことんつき合うことにした。■■■■■(****)が1万5500円目前である。(了凡)