証券ビュー

アンコール伊勢町

信用すると裏切られる 疑われ成功するアベノミクス (2013.03.28)

27日、落ち分を埋めて高い。4月3、4日のお膳立てができた。始めよければという日銀新総裁が、初の政策決定会合でデフレ脱却を表明。仮説と検証が具体的な段階に入る。引け後、前日と同じドル94円、ユーロ121円台後半の円安。ピークを更新したNYダウが消去法の買いといわれ、日経平均も外資の振りつけで動いているだけに薄商いが気掛り。経験則や学説が通用しなくなり、現物のセンチメントによるが、大半20年デフレに去勢されネガティブな印象。半年、1年後ポジティブになれば本格化。27日、改めて大回り3年の相場が始まった。率直なところ、キプロスが物語るように欧州の資金繰りが一段と悪化。米国も日本と中国の金融支援なしに回らない状態。戦争どころでないという。このため、米国製アベノミクスが打ち出の小槌。インフレ2%まで株、債券を買い上げシーソーゲーム。事実上崩壊した欧州の王家グループが国際金融資本を窓口に延命を図る相場とみられる。今月上旬に倒れ、体調不良の石原慎太郎(80)。ヘリテージ財団の毒が回った模様。そういえば、昨年11月から上値追いに弾みがついた不動産ポスト。2020年東京五輪を見越したもので割高な水準。バブル崩壊当時、高値つかみになった物件の肩代わりを狙う相場といわれる。五輪誘致も前知事の案件で既得権がつきものだ。幸か不幸か、安倍首相(58)より麻生財務相(72)が海外で人気。吉田茂(享年89)と岸信介(同91)の孫同士が正念場に登場。小回り3ヵ月を演じ、大回り3年に漕ぎ出すところ。お互い実力を疑われているだけに米国が後ろ盾になって成功し、乗せられ信用すると裏切られる見込み。戦後GHQ以来の巡り合わせ。われわれは持ち場、持ち場で最善を尽くし、追加緩和の限界に備えるわけだ。前日述べたように、政府と日銀は金融緩和を進め産業界のパイを広げることが先決。その次に規制緩和。しばりを解き設備投資や雇用を促すことだ。官僚や族議員による公共投資、成長戦略無用。地元、民間レベルで何をどうするか決めたらいい。カネが回るようになれば人が動き税収が増える。増税より好景気にした方が財政再建も早まる。26日気になったのが、昨年12月衆院選に対し3月6日から27日まで高裁判決が17本並び、21日比例代表に伴う東京高裁の合憲を除き違憲・無効が目立つこと。日本は内戦状態という声が出ている。
日経平均は22円高。1万2493円の引け。東証一部の出来高24億8300万株、売買代金1兆8900億円。6月物が130円高で寄り150円高の1万2520円引け。ネットで騒ぎになった昨年暮れの不正選挙に伴い、相次ぐ違憲無効判決が出て腰が引けたとも考えられる。7月に参院選を控え、背に腹は替えられない。■■■■■■(****)が新値。07年の上場来高値1887円を抜いてくる。業績復調、株不足も手掛かり。新規に■■■■(****)、■■■■■■■■(****) を入手した。■■■(****)の29万円どころよし。■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)も堅調。■■■■■■■(****)が27日HPV遺伝子型をタイピングする試薬発表。757円で引けた。5月にかけて二段上げ。創薬の材料が出るとパンチが違ってくる。■■■■(****)は調整中。目先筋の売りをこなしスワリがよくなった。■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)も幕あい。5月か7月一斉に買われる。(了凡)