買い一巡後揉み合い。後場再び買われ引け一段高。週末、来週明け堅調とみられる。20日前後に日銀新総裁歓迎相場が予想され、踏み込んだ声明を先取り。円安相場と連動しているためだ。14日急伸した金融、不動産、倉庫など典型。13日に7日連続最高を更新したNYダウ5ドル高。出来高が細っているだけに気掛りだが、今回の日本バブルで「主役」に抜擢されたのが日銀。それも20日就任する黒田新総裁（68）の第一声が新たな手掛かり。古今東西、日銀総裁がこれほど注目されるのも珍しい。6日に■■■■(****)を紹介し、控え目に10万円目安と述べたが、21日の引けが楽しみだ。13日初のローマ法王に選ばれたアルゼンチンのベルゴリオ枢機卿（76）も消去法の模様。バチカンに必要な改革を地道に進める上で均衡勢力という。似たようなケースが2020年の夏季五輪。当初ローマ、マドリード、イスタンブール、カタール、バクーに東京が立候補。ローマが降りて5都市になり、カタールとバクーにネガティブの評価。残った3都市の中で均衡勢力といえば、日本よりイスタンブール。2014年ワールドカップ、16年夏季五輪もブラジル（12都市）に決まり、ローマ法王がアルゼンチンから出てもおかしくない。9月7日のIOC総会がブエノスアイレスになったのも偶然と考えにくい。そんな御時世になった。ところが、日本は7月の参院選でも与党圧勝。衆参両院で絶対多数を占め、右傾化、軍備増強が進むという。アベノミクスが一時的に成功しても、途切れると元の木阿弥。大型増税をかぶる旨のつれない見通し。評論家気取りが多い。しかし、昨年11月から円安株高。前週末に日経平均が1万2000円台に乗せリーマン直前の水準を回復。NYダウが最高値をつける一方、3分の1戻したのに過ぎない。半値戻しを計算すると2万3000円。参院選後、反動安を念頭に置いても1万円の鞘を残していることになる。参院選にかけて貿易収支、消費物価指数の発表に注意と述べた。円安に伴う輸入インフレより輸出メリットが大きい間大丈夫。株と債券が一緒に買われ、どこかで別れの時を迎えるわけだ。そういえば、3月第1週で外資の買い越し1兆円。82年以来31年ぶり最高。日銀新総裁就任を前に、日本のバブル仕込み完了と述べたばかりだ。予想される5月のクライマックスが待ち遠しい。「阿波踊り」でどこまでつき合えるか見ものだ。
日経平均は141円高。1万2381円の引け。東証一部の出来高28億6200万株、売買代金2兆円。6月物が70円高で寄り130円高の1万2330円引け。1万3250円のコールが人気という。■■■(****)が強い。14日のNHKクローズアップ現代で免疫制御の医療革命を放映。日本の創薬ベンチャー治験品目91に対し、同社が10以上占め「最大手」といわれ、野村週報で宣戦布告と受け止められた。■■■■■■■(****)は810円引け。331万株出来ており目先筋が飛び降りた。売ると買えないという。出遅れて気になったのが、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)。間をとらえつき合いたいものだ。前日の■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)然り。■■■(****)はもち合い放れ。売り一巡後出直る。（了凡）