財政の崖と繋がる相場 寒の戻り、春一番もつきもの (2013.02.18)
前週末安い。ドル92円、ユーロ123円の円高。揺り戻しとみられる。指数先物に大口売りが目立つという。15日述べたように、初押しも予想以上。波乱に包まれそうだ。3月1日の米「財政に崖」を巡るもので、ベネディクト16世辞任、北朝鮮核実験、首相訪米、さらにTPPなど繋がっている模様。日銀の白川総裁辞任表明(5日)も無縁でない。ローマ法皇同様に国際金融資本の圧力を受けたといわれ、安倍首相(58)の高い支持率、TPPの世論調査、小泉ジュニアのTPP吹聴など捏造、歪曲報道も伝えられる。15日入手したのが、ガーディアンエクスプレス。2013年1月14日付だが、NYタイムズによると、世界銀行が法的、公式に抵当流れ処分を受けた。連邦準備銀行、国連、IMF、BIS、このほか多くが同じ処分を受けているという。主流のメディアに採り上げられていない。大勢の人間のヒステリー、メディアと政府との協約、経済的な意味が主因。OPPT(公共信託)なるグループ名で「内部情報を収集する者がいる」という宣言を発したそうだ。定かでないが、国際金融資本がぎりぎり追い込まれ財政の崖を先送り。延命を図っていることも事実。首相訪米により、日本がTPPを事実上拒否すると劇的な世界変動が起きるという。米国圏が分裂し北米がEUに引っ張られる一方、日本は「大東亜共栄圏」を完成。世界のGDPを二分する体制に移行。ロシアがモスクワからウラジオストックに首都を移すことも考えられるという。想像、空想の域だが面白い。財政の崖といえば、5月の債務上限引き上げも焦点。日本の円安株高に連動するとみられ、米国、官僚、大資本といわれる既得権勢力にとってパートII。7月の参院選がクライマックスと考えられる。米国仕込みのプログラムと40、60年に及んだ円高一巡が追い風。出来過ぎといわれるが、デフレ20年の悪循環から抜け出した潜在エネルギー強力。目先、中長期爆発的なリフレが進行するという。14日NY市場でバフェットのファンドがハインツを買収すると発表。食品をはじめ生活必需品関連が一斉に買われたのが印象的。日本でもTPP決着を境に今後のテーマになりそうだ。日本はTPP交渉参加を焦る必要なし。シンガポール、豪州など成り行きを見守ること。例外のない自由化困難。WTOがある。
日経平均は15日133円安。1万1173円の引け。東証一部の出来高45億1400万株、売買代金2兆3100億円と確り。3月物が90円安で寄り、一時270円安を見て160円安の1万1170円引け。仕組み債のポジション調整もあり波が高くなってきた。財務省OBの日銀総裁人事も波乱要因。三寒四温に違いないが寒の戻り、春一番もつきものだ。■■■■■(****)の引けもシグナル。今期予想もそこそこで規制解除に備えるところ。■■■(****)、■■■■■■(****)の出直り楽しみ。「初押し」を通じて枝振りを確かめる場面。1月9日述べたように、消極的に進むと思わぬ利益が転がり込んでくる。主力中心に伸び切った鞘をはたき落とす値幅整理。逆張りに分がある。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)など基本から見直すのも一法。2月18日3Q発表予定の■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****) が目新しいところだ。(了凡)