証券ビュー

アンコール伊勢町

枝振り眺める初押し  アベノミクスとリスクの落ち    (2013.02.12)

さすがに一服。前週末SQを巡りポジション調整。■■■(****)の上方修正をピークに水準訂正がひと回りした。6日節分天井を返上し、7日出来高50億株突破。はらはらしたが、8日値上がり率を見ると名古屋関連が1、2、6位を占め合点。■■■(****)も4935円まで戻し目安の5000円寸前。尾張名古屋に声が掛かると出来上がる言い伝えを思い出した。13週ぶりに陰線。初押しである。3連休明け、昨年11月14日の円安株高を振り出しに小回り3ヵ月。おのおの初動の枝振りを眺め次に備えるところ。15日に3Q発表が出揃い彼岸まで手詰まりとみられる。そこで、アベノミクス。アベノリスクともいわれる今回の相場。途中まで瓜二つと述べた。1985年プラザ合意を受けて円高不況になり、日銀が利下げで対抗し空前のカネ余りを生んだ当時とそっくり。土地と株が暴騰する一方、日銀が監視していたCPI(消費者物価指数)2%止まり。2000年代の米国住宅バブルも同じ構図という。このため、安倍首相(58)がデフレ脱却を大義名分にインフレ2%で日銀の合意を取りつけても土地と株が上がるだけ。麻生財務相(72)の狙いもそこにあるという。すでにお目当ての土地が上がり株も高い。国内の金相場は円高修正が進み7日グラム5325円の最高値。準備万端というわけだ。地価上昇により主力産業が息を吹き返し、証券会社が内需関連を奨め、日経がストックビジネスを持ち上げた当時を彷彿するもの。国土庁が東京の地価を規制すると、大阪の梅田が銀座を抜いて日本一。関西新空港がアジアの中心になるといわれ舞い上がった。90年12月にイトマン事件が伝えられ、住銀の磯田会長(故人)が辞任。背後の巨額な犯罪取引が明らかになり不動産バブル崩壊。以後、日経平均が5分の1になっても既得権確保、構造改革先送り。放漫財政と超金融緩和による国債バブルで延命につぐ延命。首相はインフレ2%で景気回復の能書きを唱えているが、財務相が信じていないという。彼は自分の方が上と思っているし、首相を利用しているフシもある。そもそも、円ドル100円をつけても輸入インフレで相殺。輸出関連が買われてもイーブンのはず。ところが、財政の崖を巡り米国の資金繰りが悪化。解散、総選挙、自民党圧勝待ったなし。5月の債務上限引き上げまで円安株高の模様。国債バブルの崩壊が落ちになるが、円ドル93円台でブレーキを踏んでも芸がない。
日経平均は8日203円安。1万1153円の引け。SQ値と同値になった。東証一部の出来高42億3100万株、売買代金2兆7000億円。3月物が150円安で寄り220円安の1万1170円引け。6日416円高の反動で買い場探しだ。引け間際、■■■■■■■(****)と■■■■■■■■■■(****)に新たな手掛かり。連休明け楽しみだ。このほか6日65万株自社株買いを発表した■■■■(****)が水準訂正。■■■■(****)と■■(****)も水準を切り上げる。深押しをしのいだ■■■(****)、■■■■(****)然り。8日送り出した■■■(****)はやがて■■■(****)のように跳ねた。月末にかけて■■■(****)が戻す。1月に昨年2月高値を抜き殺気立って見える。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)さえ家来の動き。■■■■■■■(****)も変わってきた。浜田名誉教授(77)はゾンビ経済学に与し中身が古いという。(了凡)