見たこともない相場 赤字国債で総踏みの40年不況 (2013.02.08)
急反発した前日に対し押しが緩慢。利食いをこなし天晴れな足取り。見たこともない相場だ。54年ぶりといわれ、語り部が現場にいないため前人未到。小回り3ヵ月の初動に舌を巻いている。一昨年震災を受けて1000円割れを買い下がった■■■■■■(****)が印象的。7日後場781円まで戻し頑強。昨年11月15日の378円を安値に初動が倍以上。黄金分割で1200円の相場になる。日経平均で1万7400円。ドル1円が200円といわれ、さらに30円安の円ドル123円レベル。ここまで察しがつく。■■■■(****)は但し書きがいるとして■■■(****)然り。震災以来、原発対応を重くみて■■(****)と■■(****)を軸足に駒を進めているが、昨年11月以降切羽詰まった米国の財政事情が元ネタとみられ先物リード。日経平均を持ち上げ円キャリーが活発になった。株高に拘らず国債も買われ利回りが低下。20年デフレから3ヵ月足らずでインフレに宗旨替え出来ないようだ。すでに時価総額80兆円増加。首相訪米の手土産といわれ、年明けから5月の債務上限引き上げまで財政の崖を埋め合わせ。不足すれば持ち上げるわけで、事実上5月まで押し目なし。棒立ち陽線なしに収まらず総踏みも考えられる。すべて相場観によるもので、為替を動かすのが通貨供給でないのと同じ。前日述べた円高、原発、笹子トンネルなど耐用年数40年説も相場。維新、日露、敗戦、プラザ合意の40年周期と共通している。正確には38.2年で黄金分割61.8に対応。60年説も有力である。つまり54年ぶりが今年なら60年ぶり6年後。米国が先行したように、日本にも桁外れのリフレ相場が考えられる。4日に新政権が小渕政権と似ている旨を述べたが、7日には「40年不況直後に戦後初めて福田蔵相が赤字国債を出し総踏みにつながった」経緯を聞いた。高橋亀吉(1977年没=享年86)が現場にいた頃、国論を2分する激しい応酬の末決められた。1965年5月山一證券日銀特融を決定し7月のこと。直後に株が息を吹き返し昭和恐慌の二の舞を未然に防いだ。その後高度成長が続くわけで、今回も途中まで瓜二つ。日本の資金ポジションが欧米と比較にならないほど健全だけに回り回って成功。何が起きてもポジティブに捉え、有利になるまで粘ってほしいものだ。欧米や中韓は日本のいいところはおろか、悪いところまでそっくり真似して自滅する。
日経平均は106円安。1万1357円の引け。東証一部の出来高51億4000万株、売買代金2兆7700億円。近く東日本大震災直後の57億7700万株を抜いてくる。3月物が70円安で寄り40円安の1万1390円引け。主力中心に押しが浅く全体も比較的確り。新規に■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)を紹介する。前日の■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■(****)よし。自動車では■■■(****)、■■■(****)がディーゼル車の普及を見越して上放れ。クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金がついている。本命は■■■(****)でサブが■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、それに■■■■■■■(****)。1月に戻り高値を抜き一服しているが、2月にもうひと山あるはずだ。(了凡)
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