日銀総裁に竹中よいしょ 平成の鬼平と対極のインフレ (2013.01.31)
再び円安に振れ高い。引け一段高になった。TOPIXが震災直前、日経平均は2年9ヵ月ぶり1万1000円台を回復。先物によるもので、ドル91円、ユーロ122円をこなし始めた。31日から3Q発表本格化。大幅な上方修正が予想される。■■■(****)の場合、欧州が4割占め、昨年10月通期ユーロ99円で見直したため、欧州だけで2割以上増益要因。■■■■■(****)は円建てだが、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****) の差益急増。■■■■■■(****)、■■■■■(****)然り。40、60年続いた円高修正の初動がこうだ。日銀が来年無制限緩和に踏み切ると、円ドル110〜120円が視野に入るだけに、年度末95円前後も考えられる。7月の参院選はおろか1年先を見越した動きだ。受け売りだが、20年にわたるデフレの悪循環から抜け出した経済の潜在エネルギー強力。爆発的なリフレ(通貨再膨張)が進行する。一旦インフレになると、急激に低迷から「繁栄」の局面に変化するという。行き過ぎたデフレが終わるころ、米国の資金繰りが行き詰まり息のかかったリフレ派のエコノミストが首相や財務相に知恵をつけた。それをメディアが「アベノミクス」と煽り、よりによって日経電子版の読者回答に30日「次の日銀総裁29%が竹中氏推す」とよいしょ。浜田宏一14%、武藤敏郎13%、岩田一政10%など上手に並べた。21日述べたように、竹中が出てきたため要注意。89年12月、平成の鬼平こと三重野日銀総裁(故人)が登場した当時と対極。地価が高騰しマイホームを持てなくなった世論の支持にこたえ、「地価と株価を半分にする」と宣言。就任後わずか15ヵ月で金利を2.5%から6%に引き上げた。急ぎ過ぎて双方半分どころか底なし。事実上、日本経済を殺した。海外では典型的な失敗例という。ところが、今回新政権が正反対の極端なインフレ、リフレ政策を発表。安請けした金融、財政、成長戦略を三本の矢と称し、国債増発により予算をつけた。補正13兆円は年度内消化で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)がダッシュするのも当然。この儘いくと「アベノミクス」も行き過ぎたものになりそうで、110〜120円で止まらず半値押し220円のレベル。コントロール不能のインフレにつながる。すでに「5万円札」が伝えられるほか、英米のファンドがフランスと日本の財政破綻を対象にCDSを組み、国債先物売りで起死回生を狙っているという。冷静に駒を進めるところだ。
日経平均は247円高。1万1113円の高値引け。東証一部の出来高31億2600万株、売買代金1兆9700億円。3月物が30円高で寄り210円高の1万1100円引け。三つの小天井を抜いてきた。今、来週主力の3Q発表を巡り記録的な大商いが予想される。■■■■(****)がじり高。30日384円の戻り高値をつけた。★★★102の元祖。昨年2月29日早朝、NHKの伝えた「がんワクチン有効性確認できず」から間もなく1年。「統計学上認められない」という理由が意味不明だが、以来200円どころから384円まで歩いてきた印象。治験III相の■■■■(****)が駆け出したように、現在II相の胆道癌★★★102も脚光を浴びる時がくる。■■■(****)関連は治験前のiPS関連に先行。2月が意趣返しの相場になりそうだ。(了凡)