主力中心に立ち直る 7月の参院選までノンストップ (2013.01.23)
売り買い交錯。ポジション調整に明け暮れた。懸案の日銀政策決定会合によるもので、22日インフレターゲット2%を盛り込み政府と共同声明。しかし、国債ほか買い入れ基金10兆円を含め織り込み済み。後場好感したあと売られ引けに戻した。これまで、ドル90円、ユーロで120円まで円安を先取り。主力をはじめ値嵩、中低位など環境物色。21日出来上がった■■■■■(****)がアンカーになった印象。昨年11月14日前首相の鶴の一声で始まった円安株高。小回り3ヵ月を目安に第2、第3ラウンド入り。7月の参院選まで事実上ノンストップとみられる。国民が不測の事態に備え預貯金830兆円をプールする一方、米国と日本の財務省は桁外れの借金を抱え資金需要旺盛。日銀がFRBに追随しインフレ、リフレに踏み込む一方、新政権は20兆円の補正を口火に10年延べ200兆円のインフラ更新を提案。100兆円を突破した国債残高が200兆円以上になる見込み。このため、国内にはバブル当時のトラウマを重しに予想以上のインフレや破綻を警戒。円安株高にかかわらず資金パイプが詰まったまま。それを米国と日本の財務省が大量の国債発行で吸い上げ運転資金に回そうというわけだ。維新、敗戦も外圧から。海外から見ると、国民がいつまでたっても内向きでブレーキを踏んでいる状態。埒があかないという。あと数年で国債の国内消化が困難になり、その後長期金利急騰で日本も破綻するとよく聞くが、あと数年何もしないわけがない。仮に円ドル90円が定着すると自動車、電機、半導体など日本の主力産業が息を吹き返し、日経平均1万2000円乃至1万5000円になれば年金も回り出し、国内外に資金が流れる。推定欧州400兆円、米国も肩を並べる不良債権を先送りしている現状から、日本がバブル崩壊後20年以上かけて160兆円償却したのと雲泥の差。たとえ欧米と「連鎖倒産」しても復元力で圧倒。主力産業中心に立ち直る。にもまして、踏み倒した欧米に対する不信が後遺症となって残る。日本のひとり勝ちも考えられるわけだ。安心、安全というか信用、信頼の差。このため、いい銘柄とつき合うに限る。さしずめ、米サーベラスが大半手放したあおぞら銀(8304)の配当取り。今3月期予想12.38円。3ヵ月足らずで高利回り。信用倍率0.53と株不足も手掛かり。年度末が楽しみだ。
日経平均は22日37円安。1万0709円の引け。東証一部の出来高39億1700万株、売買代金2兆1000億円。3月物が60円高で寄り10円安の1万0700円で引けた。揉み合いによって地合いが対流し暖まる。■■■(****)をはじめ■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、合併を発表した■■■■■■■(****)も予想以上。■■■■(****)を取材したが、従来の低分子医薬品からDNAを特定したテーラーメイドのバイオ新薬が目玉。値は張るものの需要に手ごたえ。いいものが出ると値嵩になる。1月31日■■■■■■(****)、2月12日■■■■■(****)の3Q発表に注目。1月31日■■■■■■■■(****) 、2月14日■■■■■■(****)も円安効果が見込まれる。ひところ悪玉になった■■■■■■(****)、2月1日■■■■(****)、2月7日■■■(****)も切り返し。1月31日■■■(****)の上方修正にもうかがえる。3月物の夜間取引が安い。小回り3ヵ月、2月中旬まで逆張り。自信を取り戻してほしいものだ。(了凡)