証券ビュー

アンコール伊勢町

辰巳天井午下がりに 下界の人々が日の光を喜んだ (2013.01.04)

初動1ヵ月余り。円安株高が定着した。俗に、辰巳天井午(うま)下がり。初動の大きさで決まるといわれ、反転10週目の1月第3週、上方修正が予想される節分前後、増配も考えられる彼岸まで視野。まだ副作用を云々する段階でない。円高株安一巡が最大の手掛かりだ。ちなみに、円ドルが2011年10月の75円53銭に対し12年2月76円03銭をつけWトップ。10年債利回りは、03年6月0.43%に対し12年7月0.72%を境に反転。日経平均を見ても、08年10月6994円でリーマンショック、11年11月8135円で震災に伴うWパンチを織り込み済み。来年1月23、24日の日銀政策決定会合でインフレターゲット2%、デフレギャップ15兆円解消表明となれば本物。やがて出来高50億株、売買代金3兆円突破と述べた。事実上、7月の参院選にかけて独歩高。当面1万2000円、乃至1万5000円のスケール。国内で資金が回り始め米国、欧州も一息つける。既得権者を温存することになるが、前政権と心中するよりマシ。何より下界の人々が日の光を喜んだ。世間は初めて金融政策が円高株安に効くことを知ったという。リーマンショック後、米国が一か八か通貨供給を通常の3倍にしたほか、英国、欧州、中国など主要国の中央銀行も追随し景気を刺激したが、日銀は過去15年にわたり微増。通貨の価値を守ろうと腐心してきた。しかし、超円高、デフレに国民が悲鳴。日銀は金融政策が失業、倒産、自殺に結びつき、庶民の生活に直結していることに気がついた模様。円高は弱い者いじめ。産業空洞化、地方切り捨ての政策。企業は海外に工場を移しても、東京にある本社が残る。工場のあった地方が疲弊する。東京は超円高、デフレに耐えられても地方が成り立たない。そこで、28日紹介したイェール大の浜田名誉教授(76)。「今すべきことは日銀が数十兆円増刷して国債を買い、政府がその資金で震災復興をはじめ公共投資を大々的に行って名目成長率を上げること。通貨供給が増えるため円安。工場の海外移転にも歯止めがかかる」という。麻生財務・金融相(72)の発言とぴったり。日銀の白川総裁(63)が教え子。米国の国益にも叶うわけだ。古今東西、経済が回るのはインフレの時だけ。解散、総選挙を巡る政権交代が「大政翼賛会」を生み、デフレ脱却を促した。米国は日本を太らせてから料理するとみられ、間際まではまったフリしてつき合うことだ。おそらく、辰巳で天井をつけ午になると副作用。一転、調整一巡から垂直上昇が始まるといわれる。
納会の日経平均72円高。1万0395円の引け。13年ぶり納会に新値をつけた、東証一部の出来高28億9100万株、売買代金1兆4700億円。3.11直前の水準。3月物が60円高で寄り引けも同鞘の1万0430円になった。13年前、翌年4月12日の2万0833円が天井である。■■(****)、■■(****)、■■■■(****)中心に循環物色。昨年11月14日を口火に踏み上げ相場。■■■(****)で5000円程度見込まれる。■■■■■■(****)、■■■■(****)推して知るべし。■■■■(****)の足取りがよく4000円相場。取組も手掛かりで06年の上場来高値3620円を抜いてくる。■■■■■(****)、■■■(****)一段と有望。■■■■(****)、■■■■■■(****)さえ切り返す。大穴が■■■■■(****)。難平すると回り出す見込み。(了凡)