放れた矢先反対売買も 原発では飯が食えない財界 (2012.12.13)
円安を手掛かりにじり高。もち合い放れの様相。煮詰まってきた。今、来週FOMC、SQ、総選挙、韓国大統領選、日銀の政策決定会合。さらに、フォトンベルトを巡り消化難。放れた矢先に反対売買も考えられ、迂闊に動けないという。11月14日解散濃厚となり翌15日から1か月上げっ放し。日経平均を見ると、8661円から前日9606円まで10.9%上昇。10時過ぎ北朝鮮のミサイルの発射が伝えられ反応薄。投票間際まで大山騒動、鼠一匹の世界になった。フォトンベルトが空振りに終わると、先物仕掛けの売りが出るとみられ、年末年始てんやわんや。一足先に今週で餅つき相場が出来上がる。気になるのが、前日述べた米国より日本版「財政の崖」。景気落ち込みのさなか、GDP468兆円に対し消費税引き上げ単年度13兆5000億円。10年で延べ135兆円にのぼる。これに対し米国はブッシュ減税2000億ドル、給与税減税分1000億ドル、歳出カット1100億ドル。しめて4100億ドル。GDPの2.7%に相当し日本も2.9%だけに打撃が大きい。2014、15年底割れとなれば橋龍の二の舞。欧米の危機がついて回り致命的。23日(日)午後9時~同58分NHKスペシャル「日本国債~何が起きているのか」が参考になるという。以前述べたように、外資が日本国債の先物売り。PIIGSみたいにCDSを使って国富をまるまる取り上げるプログラムが動き出す。日本攻略の先鋒が橋下市長(43)といわれ、竹中平蔵(61)を取り巻きに石原慎太郎(80)を引っ張って失敗。安倍総裁(58)に乗り換えたという。乱暴な筋書きだが、ネオコン・国際金融資本にとってみればお金と支配がすべて。大手メディアを総動員して自民党過半数を煽り、すでに勝負がついたような報道ぶり。しかし、選挙区5割、比例区4割が浮動票だけに14日から3日でひっくり返るケースも出る。そういえば、財界が脱原発に舵を切った模様。原発では飯が食えないためで、米国のシェールガス発電が一例。経団連の米倉会長(75)は■■■■(****)出身。■■(****)が三井住友傘下とあって原発推進派に違いないが、■■(****)と■■■■(****)が合弁で電力事業打開に乗り出しショックを受けたようだ。このため、財界は民主、自民、維新にも資金や票まとめをしない意向。10日活断層による敦賀原発2号機「廃炉」が伝えられたことも逆風になる。
日経平均は56円高。9581円の引け。東証一部の出来高19億3900万株、売買代金1兆円。12月物が80円高で寄り60円高の9580円で引けた。8か月ぶりの水準。出来上がったとみられる。■■■(****)、■■■■■■(****)のほか■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)も高い。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)に■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など中低位に見どころ。今、来週持ちこたえると来年楽しみだ。野田首相(55)は3党合意で消費税引き上げを実現し御役御免。安倍総裁(58)は集団自衛権行使を目指すといわれ、民主党と維新の会が補完勢力という。これまで亡国に向けて舵が切られ、何が何でも土壇場で食い止めるところ。大物が次々落選すると伝えられ、来年7月の参院選で決着。冬の陣と夏の陣になる。早くも期日前投票で不正があり、大詰めになって混乱が予想される。大手メディアの自民党優勢キャンペーンが未来の党潰しという声もあり、これから3日逆襲が予想される。(了凡)