証券ビュー

アンコール伊勢町

指標性失う日経平均  逆境でも上がるものに醍醐味  (2012.11.01)

前日引け間際に売られた反動。買い戻しが入り高い。日経平均を見ると、そっくり失った鞘を取り戻した。異例の2ヵ月連続追加緩和に対し評価がまちまちなためで、日銀の展望リポートによると2014年度の物価上昇率0.8%。今年2月1%を表明した矢先下振れしたが、総裁はじめそれなりに努力している印象。むしろ、前日の物足りなさがFRB,ECBと違って信頼をつないでいる。衆院の所信表明、代表質問よりずっとマシ。現政権が解散か総辞職を迫られ失業の瀬戸際。12月16日都知事選を踏まえ、来年1月か2月に総選挙。民主党(衆院245人)2ケタを見越したトレンドになった。夜郎自大といわれる石原慎太郎(80)が徒花。新党を立ち上げ、維新の会、みんなの党を釣るため毛鉤を垂れたと陰口。それより、行き詰まって死に場所を見つけたとみられ、三島由紀夫を思い出した。1970年11月25日、盾の会隊員4人と市ヶ谷の自衛隊駐屯地に入り、アジ演説のあと自決した雰囲気に似ている。その後、何も起きなかったのが時代錯誤。思い詰め自爆したような記憶が残った。現在、円高、円安、デフレも悪玉といわれ、どのメディアもしつこく警鐘を鳴らしているが、1971年ニクソンショックから経緯を見れば明らか。円高で日本経済が破綻すると流し続けて40年以上。結果は逆で貿易黒字が30年以上続いた。360円したものが79円で買える。4倍以上豊かになったわけで輸入業者がしたり顔。輸出にしてもGDPの15%に過ぎない。リーマンショックを受けてドルが買われたが、そのドルや金先物より高いのが円。日本の金融市場から見ると、1000兆円の国債残高が小さいわけだ。よく日本の金利が1%上がったら大変と騒いでいるが、その前に世界経済が1%のショックに耐えられない。円高は国益、デフレで円の値打ちが上がると考えれば前に進む。円が米国のドル基軸通貨を支えている。しかし、日経平均はすっかり指標性を失った。単純平均も意味をなさず連続性を保っているだけ。円高、円安、デフレにも関係ない。株の醍醐味は、どんな逆境でも上がるものを見つけること。しばしば述べる■■■■■■(****)が一例。貴金属回収をはじめ環境、リサイクルのシステムに魅力。世界レベルの会社に脱皮する見込み。東証一部上場1682銘柄のうち、たった一つ見つけたものだ。

日経平均は86円高。8928円の引け。東証一部の出来高18億2000万株、売買代金1兆1100億円。持ち直している。12月物が80円高で寄り70円高の8920円で引けた。11月以降、暮れ、年明けも見通しがつかず日計り商い。もちこたえていれば何とかなる。欧米、中国、韓国にもつける薬がない。事実上、日本頼みになっている。期待にこたえるのが■■■(****)。11月18日のNHK放映を見ていち早く越年。■■■(****)が10月に太い陽線を引いたのも支援材料。11月に二段上げが予想される。31日に決算を発表した■■■■(****)が反発。下方修正であく抜け。暮れにかけてバルチック海運指数が興味深い。■■■■(****)が復興需要を受けて活況。3月高値2310円を抜いてくる。提携先の■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)も出番がやってくる。■■■■■■■■(****) は半値戻しの840円が目安。■■■■■■■(****)の315円に相当する。来年が本番とみられる了凡)