世界に金持ちがいなくなる ヒト、モノ、カネも本物の時代 (2012.09.24)
高安まちまち。再びポジション調整。詰んだ相場を剪定している。9月に入りECB、FRB、日銀を含めべらぼうな金融緩和。過剰な資金供給で相場を管理。インデックスと先物を操り、持ち上げた挙げ句に頬被りだ。指数採用銘柄を除くと中味がすかすかで使い物にならない。明らかになったのが尖閣国有化に伴う中国の信用失墜。GDP2位とあって韓国の竹島問題に比べ桁外れ。9月のPMIも50を切り本物に近い。■■■(****)で1200円程度のダメージ。反日デモ中止、保険・補償、通関遅延、新たな対抗措置など傍若無人。20日の米上院公聴会で問題となり、国務次官補が「日本の施政下にあり安保条約第5条が適用される」と答弁した。背後に国際金融資本が控えているとみられ時間稼ぎ。SQ後、日経平均12月物が安いのもわかる。直近NYダウ、S&P500、ナスダックともに天井圏。年末年始、米国「財政の断崖」があるだけに売り崩し。9月の第3次緩和を峠に下り坂で荒稼ぎ出来るわけだ。米大統領選まで踊り場と考えられる。21日入手したのが、このほどNYの貴金属店で発見された偽物の金の延べ棒。ドリルで穴を開け、中からタングステンの塊がみつかった。09年中国が米国から金塊を購入し、比重が同じのタングステンに金メッキしたものである旨お伝えしたが、04年にロスチャイルドが商品取引から撤退。1919年以来値決めしてきた胴元が既得権を投げ出したわけで、米英製の如何様が世界中に出回り責任逃れといわれていた。今では米国がデフォルトを免れようと必死。タングステンを使うとオンス1ドルといわれ、21日の金先物が1778ドルだけに丸儲け。見た目、重さも区別がつかないためで、金のETF乱発も気掛かり。FRBの偽金つくりとよく似ている。同日もう一つ入手した。ロシアが公表した大型ダイヤモンド鉱山。1970年代に発見され、相場が下がるため隠していたもの。東シベリアにある直径100キロ以上の隕石クレーターが正体。埋蔵量数兆カラットといわれ、現在の需要なら3000年分という。隕石のダイヤは「ポピガイ」(衝突ダイヤ)と呼ばれ、工業用、科学研究でも価値が高いという。してみると、デビアスも虫の音。近い将来ドルが暴落とすると金(きん)、ダイヤも引っ張られ、世界に金持ちがいなくなる。ロシアのポジションが好転し、天狗になるのも困ったものだ。
日経平均は23円高。9110円の引け。出来高16億株、売買代金1兆円。12月物は変わらずで寄り、70円高の9060円と堅調。持ち高調整が一巡したようだ。■■■(****)にひきかえ■■■(****)が割高修正。■■■■(****)を思い出す。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)も高い。米英が偽物なら本物で勝負。同じ鉱山でも都市鉱山に分がある。携帯1トンから純金200〜400g産出。本物の鉱山の10〜20倍。リサイクルによって循環するのが魅力である。これからは徹底してリサイクル。日本人の真骨頂でもある。■■■(****)が反発。11万100円で引けた。次世代癌抗原MAGE-A4ペプチドを材料に人気化した■■(****)に刺激された模様。国内と海外で開発パイプラインのプロダクト10以上。秋の学会でも取り沙汰され出番待ちだ。次世代は京コンピュータによるゲノム解析が決め手。ワクチン開発が主流になる。目立たないが、■■■(****)の足取りに見どころ。■■■■(****)も下値が固まってきた。金の延べ棒に如何様が横行し、デビアスシンジケートのダイヤもアウト。ヒト、カネ、モノ、情報も本物の時代がやってくる。(了凡)