峠越し金融緩和一色 選挙を控え世界中もたれ合い (2012.09.20)
14日に峠を越した相場。18日引っ込みがつかず踊り場。19日後場、日銀の追加緩和10兆円、期限半年延長を好感して高い。世界中もたれ合っている。日中、日韓対立も八百長といわれる所以。21日民主党代表、26日自民党総裁選のほか、10月1日中国で習近平国家主席就任、11月6日米大統領選、さらに12月19日韓国大統領選を控えているためだ。依然として年明け米国「財政の断崖」が落ち。竹島、魚釣島など前座に過ぎない。ドル79円20銭、ユーロでも103円50銭まで円安に振れ一服。主力中心に買われたが、引け間際伸び悩んだ。前日バルチック海運指数が663に持ち直すや、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など値上がり上位にずらり。そろって自律反発とみられる。欧米、中国、日本でも金融緩和一色。金融危機や反日、反米デモなど政策対応先送り。ツケを回し時間を稼いでいる。このため、7月から半年、1年後の反動に備え連日相場を見守っているが、FRBの第3次緩和を目安に踊り場。米政府べったりのGMと同じ要領で■■■(****)が稲盛製の高下駄を履いて再上場。■■■(****)180円に対し3830円の引け。12日述べたように割高解消まで見送り。2010年4月に上場した■■■■(****)を思い出した。銀行、保険、不動産など戻り売り。米大統領選まで逆張り。国際金融資本自体、呉越同舟とみられるためだ。そういえば、19日に中国公安当局が反日デモを禁止。18日をピークに沈静化する見込み。そもそも、尖閣諸島の固定資産税を負担していたのは日本人。香港の活動家が上陸して日本の警察に逮捕され、その後日本人が上陸して逮捕されなかったのも事実。11日の国有化宣言からエスカレートした反日デモも19日打ち切り。中国は10月の共産党大会に向けて舵を切った。日本の場合、臨時国会後の総選挙が次のステップだが、民主党代表選後間延びする見通し。このため、19日金融緩和と円安を織り込んで再び出来上がり。峠茶屋で一息つき、草鞋を脱いだような地合いになった。
日経平均は108円高。9232円の引け。出来高20億7400万株、売買代金1兆3900億円。SQを除き4月28日以来という。12月物が40円高で寄り、引け100円高の9170円。窓を開けたまま。近く反動がやってきそうだ。■■■■■■■■(****)と■■■■■■(****)が年末年始、来年の道標。金先物と円ドルとの兼ね合いが悩ましい。■■■■■■(****)と■■■(****)が持ち直した。■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、さらに■■■(****)も堅調。米大統領選まで1ヵ月余りになった。逆に、■■■(****)をはじめバイオ関連軟調。見送られた。わずかに■■■■(****)が確り。1Q好調だけに支援材料がありそうだ。一方、選挙関連として■■■■■(****)、■■■■■■■■■■(****)がじり高。付き合ってみると何かわかる。英「エコノミスト」によると、株式市場は1966~82年の弱気な過程から1983~2000年まで強気が続いた。2050年まであと数回の好、不況を迎えるという。予想されるのがバブル発生。19世紀の運河や鉄道、90年代インターネットに代わるもの。年末年始か来年にも姿を見せるはずだ。(了凡)