ボジティブに進む9月 アフリカ諸国と中東が急成長 (2012.09.06)
先物売りに続落。後場一段と見送られた。3連休明けNYダウ54ドル安。世界中帳尻が合わず持ち出し。週末、来週明けも尾を引きそうだ。6日ECB理事会、7日米雇用統計発表、8~9日APEC、さらに12日のFOMCも決め手を欠くとみられるためだ。例年、9月中間決算を控え買い手が後退。月末ドレッシングがせいぜい。出来高激減の折、先安感がついて回る。前日ネガティブな情報を紹介したが、ポジティブに進むところだ。今後欧米が日本の「失われた20年」に追随するとしても、先進国の成長が止まると新興国、途上国もゼロかマイナス成長になると限らない。英エコノミスト誌「2050年の世界」によると、アフリカのナイジェリアとタンザニアが人口第3位と第5位。前者は3億8900万人(1970年5700万人)で米国と肩を並べ。後者も1億3900万人(同1400万人)と日本を突破。人口の配当から経済的利益を享受するという。世界的な出生率の低下が人口動態で突出した世代を生み出し、就労年齢を全うする地域は急成長。リタイアし被扶養世代になると成長が止まるという。ちなみに、フランスの人口は2050年までにドイツを追い抜く。中国の平均年齢は米国、欧州より高くなる。中東のイスラム圏も急成長しアフリカ諸国に次ぐ存在。ナイジェリア、タンザニアがひところのBRICs並みというから面白い。同誌は同じ理由で1962年に日本の経済大国化を発表。見事的中しただけに気になるところ。日本は、人類が見たことのない老人の国に突き進んでいる。2050年の平均年齢52.7に対し米国40歳。中国も少子高齢化に進み2025年から人口減少。経済成長が止まりインドに逆転されるという。豊かさの指標でもあるGNPで日本が韓国の半分になるという。うかうかしていられない。同誌は、1843年英国で創刊された週刊誌。ネット全盛といわれる今日、2000年に100万だった部数を今年160万まで伸ばした模様。ニュースを報道するだけでなく、背景にある意味、将来の影響まで伝え読者をひきつけている。2050年から今日を俯瞰するもので、日本でもナイジェリア、タンザニア、中東、はてはインドのように、人口の配当から利益を享受する上場企業が出るはずだ。
日経平均は95円安。8679円の安値引け。出来高14億6200万株、売買代金8500億円。9月物が110円安の8670円で引け全面安になった。■■■(****)が反発。一時11万7900円をつけた。出来高が増加すると今年2月に次ぐ相場。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など押し目底。同誌は、2050年「血液検査と同じように遺伝子治療が気軽になる」という。しつこいが、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)追跡。■■■(****)然り。■■■■(****)は500円前後買い下がり。リザーブに着手した。新規では、有機ELの市場拡大を手掛かりに■■■(****)をマーク。8月17日初動が見られ第2波が予想される。■■(****)も新規で大底圏。8月2日の下方修正を織り込み、3月の期日売りを拾う場面。同誌は2050年になってもグローバル化が止まらないという。(了凡)