証券ビュー

アンコール伊勢町

月末から来月騙しの戻り 何も解決しない第3次金融緩和 (2012.08.29)

前場中頃先物に小口売り。後場現物もろとも一段安。腰が引けてさまにならない。事実上、■■■■(****)と■■■■■(****)を除き不如意。軒並み売られた。外資の持ち高調整とみられ、薄商いだけに小口でもこたえる。ドル、ユーロにもわずかに円高。アジア株安の皺寄せという。前日述べたように、31日FRB議長講演、9月12日FOMC声明が目安。ともに国際金融資本のプログラム。第3次金融緩和を巡るもので、彼らは延命一辺倒。9月がクライマックスといわれるが、10、11月、さらに12月のフォトンベルトまで持ち越しも考えられる。NYダウを目玉に売るための買い煽りとみられ、あたかも米国ロックフェラーと英国ロスチャイルドの競演。彼らはレバレッジでつくった借金に追われ、金融緩和と称してペーパーマネー量産。ニクソンショックから過去40年に及ぶ国際金融システムが、市場の力によって崩れかかっている。現在の危機を招いた通貨膨張政策を今後続けたところで何の解決にもならない。管理通貨制度を維持できないし、ブレトン・ウッズ体制に戻ることもできない。最も根本的な問題は、FRBが最初から持続困難とわかっている現行制度を引っ張り続けていること。FRB議長は、米国の経常赤字や海外債務が深刻な問題であることを認めながら、それがペーパーマネーのドル本位制によって起きていることを絶対に認めない。連邦準備法には「弾力的な通貨」が謳われ、自分たちの都合によって自在に通貨を発行できる規定がある。現在、パーティの後に返済期限がやってきたようなもの。その都度「金融緩和」して新券を発行しないと決済できず、米英や欧州ともに痛みを散らすステロイド漬け。虫の息になってきた。ちなみに、日本の天敵は米国といわれ、どちらか滅ぶまで戦いが続くという。これまでドルショック、オイルショック、プラザ合意など米国が仕掛けたもの。20世紀末から今日までJAL123便撃墜、阪神大震災、地下鉄サリン事件、橋本内閣の金融自由化・消費税引き上げ小泉竹中売国政策、3.11の人口地震・原発テロなど延長上。竹島と魚釣島も日本叩きに映る。3.11から日本国民覚醒といわれ、ネットによって世界の反応もリアルタイムでわかるようになった。しばしば述べたように、8、9月折り合いをつけ半年、1年後に備えるところ。株が一番先に反応する。われわれが持ち場、持ち場で最善を尽くす限り夜明けが近い。日本の時代がやってくる。私利私欲、利益独占から脱却した相互扶助の思想。日本企業が強いのもこの思想による。
日経平均は52円安。9033円の引け。出来高16億2900万株、売買代金9800億円。9月物が50円高で始まり30円安の9050円引け。前日と似た経過をたどり、月末から来月にかけて騙しの戻りが予想される。新規に■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)を入手した。■■■(****)は■■■(****)と覚書締結を発表したが安い。前日「プレジデント」のしこりとみられ逆張り。期日明けが迫ってきた。■■■■■■■■(****)、■■■■(****)も終わっていない。■■■(****)は半年、1年後の銘柄。ロシア・中国が日本に接近し非財閥系の一角。丹羽というより瀬島のよしみだ。中部の上場企業を取材しているが、リーマンに震災、この円高をこなし頼もしくなった。 (了凡)