証券ビュー

アンコール伊勢町

五輪明けニュートラル 9月に好材料が並ぶ見通し (2012.08.13)

一体全体模様眺め、見送られた。10日、8月物SQ値8914円。6800万株、500億円の商いという。日経平均が4日連騰し、前日9000円のコールに当たりがきたものの小動き。じり安から一段安になった。欧米、中国でも夏休みモード。五輪明け、ニュートラルで様子をうかがうところ。プロパガンダ、めくらましと区別するためで、NYダウ、ナスダックが割高だけに要注意。10日NYSEに上場された英マンU(マンチェスター・ユナイテッド)が典型。公募価格が下限16ドルから14ドル(1100円)に下がっても割高。1878年創設されたプロサッカーチームの名門だが、530億円の負債を抱え、オーナーがのれん代吊り上げを図ったとみられる。フェイスブックの二の舞を演じた。東証でも、急成長と特需の反動が出始めた■■■■(****)に割高感。大金を握り兵站が伸び切った矢先、エス・バイ・エルとベスト電器を買収し消耗戦。罠にはまった印象が強い。■■■■■■(****)581円、■■■■(****)209円に対し失礼。同社は2014、15年天中殺にさしかかる。さらに、気になるのが米国の自動車版サブプライム。頭金ゼロで車を購入し、10年がかり元利返済できるためで、ビッグ3の業績好調もプロパガンダ。再びつかまる公算が大きい。このほか、日経平均の高値期日が9月に集中し、10月まで9500円台が尾を引く見込み。需給関係も悪化している。五輪明け、新たに現金ポジションをつくりたい。欧州はユーロ圏を維持しようと無理に無理を重ね、米国もベトナム、イラク、アフガンで失敗して台所が火の車。危機が年々スケールアップし、爆発なしに収まらない情勢になった。事実、ギリシャ、スペインで25歳以下の若者が5割以上の失業率といわれガス抜きが近い。ユーロ圏すべて財政再建、緊縮経済に疲れ切っているのが現状。再建の流れが頓挫すると、欧米大手行が幾つか破綻し「住専」グローバル版。改めて日本が見直される。資本主義が終わるにしても、日本国債のほか日本株を経由しないとリスクマネーが流れない。安心で安全、信頼と信用によるもの。韓国大統領が10日竹島訪問を強行したが、5月に「日本軍20万人拉致」慰安婦の碑、五輪でもトラブルを起こし、国内にガス充満。耐えられなくなったことがよくわかる。不測の事態に備えるところへきた。大難を小難に食い止めるためだ。
日経平均は87円安。5日ぶりに反落し8891円の引け。出来高15億9800万株、売買代金9400億円。SQを除くと薄商い。その点、8870円で引けた9月物がミソ。需給関係が悪い9、10月にかけて逆の目が出そうだ。米国で12日のFOMC、日本では同19日JAL再上場がピークという。第3次緩和、ESM再構築、中国の景気対策、日本でも経済成長や信用取引の緩和措置など好材料が並ぶ見通し。現金ポジションをつくるため戻り売りで進みたい。■■■(****)をはじめ癌ペプチドワクチン関連、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)も戻り待ち。■■■■(****)の1Q発表よし。東日本事業グループが全体の6割を占め、41%増収に対し39%営業増益。名古屋、西日本、海外しめて1800万円の営業赤字。もう大丈夫。2Q以降、採算改善に期待をもてる。消費増税法案が参院でも可決されたが、3党合意でやむなし。総選挙がリターンマッチになる。(了凡)