証券ビュー

アンコール伊勢町

10年上がる触れ込み 日本国債暴落、日本株起死回生 (2012.08.06)

軒並み安い。処分売りが相次いだ。欧米全面安、円高によるもので、2日ECB総裁の先送り発言をきっかけに腰砕け。3日米雇用統計発表も徒花。■■■(****)の1Q発表を素通りした。■■■■(****)が気絶し、■■■(****)や■■■(****)も呆然。電機の下げがきつい。野党が自公を除き消費増税法案の参院採決前に内閣不信任案提出で一致。自民党中堅若手11人による緊急声明。東証が2年7ヵ月ぶり9月19日にJAL再上場を承認と伝えられたが反応薄。気になる五輪閉会後が繰り上がった。欧米債務危機に際し金融政策動員を巡るERB、ECB、日銀など決め手を欠いたまま。9月が焦点という。そうだとしても、FRBが第3次緩和に踏み切ると材料出尽くし。3日「売りに分がある3度目の正直」と述べた。もう一歩踏み込めば、欧州より米国に問題がある。自ら延命を図るため、ドルと米国債発行で二兎を追い、欧州や日本に追加緩和を迫っているためだ。過剰緩和に伴う副作用はユーロ、円にあらず。ドル、米国債暴落によって起きると考えられる。英国にとってLIBORが致命的とも述べた。1985年の英米金融自由化から金融立国そのもの。08年のリーマンショックまで23年、英米圏による「世界支配」の源泉になった。今回のスキャンダルで世界金融、金利の元締め失墜。五輪後に落とし前をつけねばならない。五輪、米大統領選、フォトンベルトで1、2、3の相場。8月から繰り上がり、9月にも市場が仮処分決定を迫る見通し。2010年5月のギリシャ危機以来2年3ヵ月、先送り、時間稼ぎのガス抜きとみられる。そういえば、オスプレイの日本配備も切羽詰まったもの。膨大な開発費にひきかえ事故が多く評価が低いため、開発中止の瀬戸際で米軍が一方的に動いた。米軍のやり繰りも限界に近づいている。とどのつまり、消去法で日本。9月にFRB、ECBが離れ技を連発しようと日銀の方がマシ。かりに、日本国債が暴落しても円安に振れる分、日本株にとって起死回生。円ドル80、90円台となれば、トヨタをはじめ日本の製造業すべて息を吹き返す。ある新刊広告に、大事なことと称し「日本株式は今後10年ぐらい上がりつづけそうだ」と触れ込みがあった。ほぼ間違いない。あと半年、1年乗り切ると、四六時中株高にうなされる日がやってくる。

日経平均は98円安。8555円の引け。出来高17億6500万株、売買代金9400億円。新安値153を数えボトム圏に違いないが物足りない。8530円で寄った9月物が8540円(90円安)の引け。日足も一目均衡表の「雲」(下限8655円)を再び下回った。さあ殺せといわんばかり。ポジティブになれば半年、1年買い下がり。日本株に限り、2倍、3倍どころか5、10倍に化けるものがざらにある。3日値上がり率4%で71位に入った■■■■(****)。値上がり635(値下がり2223)のうち上の部類。10日1Q発表の予定。期待すると外れるが、前期の連結純資産448円の実力。大震災直後、仙台空港の地盤改良工事が評価され送り出した。半世紀以上地盤関連に特化した実績がベース。今後5年で復興予算19兆円を消化。同社の物合、仙台空港から首都圏にかけて記録的な受注が見込まれる。利益が出るようになれば3,5倍。90年に上場来高値3840円をつけている。■■■■■■■■(****)■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)も買い下がりだ。(了凡)