証券ビュー

アンコール伊勢町

1〜3日吟味するところ 尊大な欧州、五輪運営にも綻び (2012.08.01)

よりによって、31日FOMC、8月1日ECB理事会、3日米国7月雇用統計発表と揃い踏み。再び円高に振れ、前場月末ドレッシングと先物でジャブを打っていたが、後場買い戻しも入り一段高になった。前日、末尾に■■■■■■(****)を投入。日経が31日の1Q発表を先取りして高い。現在7000人の本社を10月から数百人の新本社に衣替え。成功するとビジネスモデルが一変するためだ。11時30分に滑膜肉腫治療用抗体の特許取得を発表した■■■(****)も高い。フランスの治験が順調な模様で米国、シンガポールでも進行中。31日閣議決定した日本再生戦略とソリが合わず、海外で支援材料が先行する見込み。31日、大阪の印刷会社が従業員の胆管がんに対し因果関係を認め謝罪したが、厚労省が有機溶剤を扱う全国1万6000の印刷事業所に調査票を送付。8月末に回答を求めるという。このため、胆道がんプロダクト★★★102で治験第II相をこなす■■■■(****)と■■■■(****)が出番待ち。先物やインデックスにない醍醐味がある。31日気がついたのに雇用の問題もある。米国経済は株価こそ高いが、失業率が9%前後に張りついたまま。予想値は3日発表される速報に対し、非農業部門雇用者数プラス10万人(前回8万人)、失業率8.2%(同)。日本はバブル崩壊後、失業率が上がらなかった代わりに株価が暴落。米国と逆の関係にあり、経済構造の違いがよくわかる。同じ格差拡大でも米国が日本を圧倒。中間層の没落が顕著になった。1980年代に新興国の成長が始まり、冷戦終結とグローバル化により加速。先進国経済の停滞と格差拡大を促した。しかし、1人っ子政策の中国が2015年から急速な人口減。新興国のキャッチアップが一巡し彼らも老いを迎える。成長のエンジンが止まると、中世の長い停滞に包まれることも考えられる。しかも、今後10年で起きることばかり。金融危機のたび、FRBやECBが膨大なマネーを市場に投入。混乱を収拾してきたが、さらに規模が拡大するとより大規模なクラッシュに見舞われる。97年のアジア通貨危機から10年刻みで同じ破局の繰り返し。グローバル化は、トヨタの車をつくるのに中国人と日本人労働者の人件費が同じになるまで止まらないのが定説。尊大な欧州の政治家は、ドルに代わり基軸通貨をつくるという野心を優先。そもそも不可能な財政統合に夢を捨て切れず、混乱の原因を放置したまま事態を収拾しようとしている。1〜3日吟味するところだ。

日経平均は59円高。8695円の引け。出来高17億6100万株、売買代金1兆円。9月物が20円安の8590円で始まり、8680円と甘いだけに気掛かり。外資は持ち上げて外す作戦とみられる。■■■■■■■■(****)が高値引け。660円が目安になる。■■■■■■■■(****)は10日1Q発表の予定。2500円以上なら合格。■■■(****)は目先1030円どころ。2日1Q発表予定だが、信用倍率5倍の重し。底入れ尚早と考えられる。■■■■(****)は7日、■■■■(****)10日の予定。■■■■(****)も10日だが、7月31日1002円の新高値。5月11日に発表した中期計画に見どころ。■■■■(****)も■■■■(****)と連動して化ける。欧州問題に辟易した。五輪運営にも綻びが目立つ。1〜3日気を抜くな。(了凡)