時間稼ぎのセレモニー 日経平均7700円以上なら強い (2012.07.30)
前週末円安に振れ高い。主力中心に戻した。26日ECB総裁の「何でもやる」発言が主因。売り込まれたユーロ先物に買い戻しを迫るもので一息ついた模様。英国、ドイツ、オランダなどギリシャ脱退に備え、年内準備完了を指示したといわれ、紛れもないリップサービス。未必の故意といわれても仕方ない。ESM(欧州安定メカニズム)設立を7月から9月に延ばし、ドイツ憲法裁判所がESM出資を合憲か違憲か9月に判断。そのESMも加盟17ヵ国の批准が必要とあって時間稼ぎに間違いない。事実上、2010年5月にギリシャがデフォルトしてユーロ体制崩壊。あとは当事者による損失処理と責任問題。最小限に食い止めようと先送りの一手。逆に取り返しがつかないほど深みにはまった。31日、翌日のFOMC、8月末ジャクソンホール、さらに9月12日のFOMCも時間稼ぎのセレモニー。しかし、8、9月になればマーケットの方が上とみられる。このため、外資の逃げを打つ相場が頭打ちになると、下値の目安も気になるようだ。つまり、ギリシャ、スペイン脱退など織り込んだ水準。アストロによれば2012〜13年に到来し、日経平均が08年の最安値6995円を下回るという。計算すると4423円±1637円。もし7000円台で収まり、それも7700円以上なら強い。反騰して1万200円を上回ると現実的。1万900円以上なら数年強気という。アストロでも半年、1年後が焦点のようだ。辰巳にかかるわけで、よりによって冬至にフォトンベルト入り。延べ100時間闇に置かれ、電磁波障害が起きるそうだ。通常に戻るため心配ないが、4、5日暗闇で通信困難になれば株どころでない。年末年始。世界中で大混乱が予想される。7月から逃げを打つ相場。半分手仕舞いと述べた。ロンドン五輪からフォトンベルトにかけて仕上げといわれる国際金融資本のプログラムに沿ったもの。彼らは世界が終末の時を迎え、溺れる者藁をもつかむ状態を狙っているという。さんざん聞いたが、2000年を素通りしたノストラダムスのように、何も起きないことも考えられる。マヤの暦は金星の動きを重視した天文学の知識によるもので、知られる限り20世紀まで最も正確という。ことに「長期暦」が有名で、地球上の生命の長期にわたる年代を計測。バクトゥンと呼ばれ、現在13番目のバクトゥンで紀元前3114年に始まり、2012年12月21日に終わるという。俗にマヤの予言といわれるが、暦の一代が終わったのに過ぎず、世界が終末の時を迎えるわけではない。フォトンベルトも1万2000年に一度太陽系の生理現象に相当するもの。議論しても意味がなく、どう折り合いをつけるか。持ち場、持ち場で最善を尽くすほかない。ところで、五輪。日本は男女ともにサッカー緒戦で強豪を破り好スタート。大震災をしのぎ、つきが回ってきた。これから半年や1年乗り越えられる。
日経平均は123円高8566円の引け。出来高16億6500万株、売買代金9600億円。あく抜けしていない。五輪を隠れ蓑にめくらまし。暮れまで気を抜けないが、何が起きても前向き。日経平均7700円を念頭に進むところだ。■■■(****)、■■■■(****)悪目買い。■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)反転。■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)買い下がり。■■■(****)、■■■■(****)も切り返した。薄商いでも株に訊くと大抵のことがわかる。(了凡)