証券ビュー

アンコール伊勢町

逆回転の反動楽しみ リスクヘッジの持ち高調整 (2012.07.23)

手詰まりのうちに反落。後場一段と見送られた。五輪を目前にテロ情報が流れている模様で、日経平均9月物が安い。現物にも跳ね返った。大筋リスクヘッジとみられ、債券先物が駆け込み寺。緊急避難の夏場を迎える。英国で五輪を隠れ蓑に金融システム処理が伝えられ、米国でもFRBの通貨発行権が今年12月終了すると大騒ぎ。怪談ものが受ける地合いだが、外資の混乱ぶりに対し国内勢が至ってクール。20日以降の気温低下も異常気象の一端。国土の6割という米干ばつや12月のフォトンベルトも受け入れられる。20日不本意な週末になったが、国内勢の見送りよし。■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)のほか■■■(****)の2ケタも考えもの。1、2、3の半年か1年後に腹をくくる相場。暮れか来年の今頃、世界と日本も様相一変。回るものが回らないとどうなるかわかるはずだ。旧聞だが、昨年会社更生法を申請し、■■■■(****)の子会社になった林原。トレハロースやインターフェロンなど売上高270億円、営業利益30億円の完全子会社になった。林原は創業1883年で岡山の名門。水飴をルーツに一時カバヤキャラメルで森永や明菓と張り合ったのが3代目。ブドウ糖の量産化に成功した直後病死した。4代目の健社長が06年に語った件りを紹介する。いわく、これからテロがあっても大きな戦争はありません。50年以上続くと思う。そうなると、世の中の仕組みが変わる。20世紀はインフレの時代。戦争を前提にした社会だから、国も個人も金塊を持ってリスクヘッジしていた。しかし、もう要らなくなった。大きな戦争が50年以上ないとデフレの時代。ずっと続き、みんなもっと長生きする。若くて健やかに歳をとりたい。この願望が強くなり、実現するため無制限に出費する。それに、女性が駄目というものが絶対売れません。母系社会になりますから。逆に長生き、元気で若く、女性の支持があるものは絶対売れる。第1次大戦前の欧州が同じ情勢だった。デフレで平均寿命が延び、みんな本当に豊かで母系社会。これから日本が迎える場面と全く同じになるはず。日本の企業は一番過酷な条件で構造改革をやむなくされた。この試練をくぐり抜けると、世界のどこへ出ても圧倒的な力を持っているはず。日本は製造業がメインで格段に強くなります。
日経平均は125円安。8669円の引け。1ヵ月ぶりの安値になった。出来高15億6900万株、売買代金9100億円。LIBOR、米経済指標悪化を受けた持ち高調整の売りが主因という。前日5100円上げ6000円はき出した■■■(****)が典型。高寄りした■■■■(****)はじめペプチドワクチン関連も総崩れ。むしろ、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など実需を手掛かりに比較的確り。20日述べた■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など100年企業もひきつけて見ている。大震災、原発事故、円高など逆回転によるもので反転確実。何倍にもなって跳ね返るはずだ。林原は更生債権の9割回収対象といわれ、前段で述べた健社長の件りがミソ。日本企業が母系社会に適応して復活すると、日経平均2万や3万円で収まらない。逆回転の反動が楽しみだ。(了凡)