証券ビュー

アンコール伊勢町

動き鈍い国際金融資本   世界最強の円がラストリゾート (2012.07.11)

前場買い戻しが入り反発。後場一巡し見送られた。6、7月金をはじめ原油、株、債券など9月物中心のトレンド。4、5月売り煽りで下げた割に戻りが鈍い。9日に10年債利回りが0.790%まで下がり、日本でも明らかに国債バブル。日経平均4日9136円を戻り高値に連日見送りが目立つ。外資系の動きが鈍いためで、前日述べたFRB創立100年、バークレイズの不正金利操作も影響している。ひとまず11、12日の日銀政策決定会合、13日SQをこなすところ。欧米、中国、日本も現体制のまま延命を図る消耗戦に陥っているが、27日開幕する五輪、11月米大統領選、12月フォトンベルトにかけて1、2、3の相場。さらに、来年「住専」グローバル版でユーロ圏のほか英米、中国も事実上デフォルトとみられ、FRB、ECB、中国人民銀の特融頼み。中国の場合、4大銀そろって香港で資金調達を迫られ、政府の大金庫オケラ。欧州一の金持ちといわれるバチカンさえ深刻な事態。金融立国シンガポールの政府系ファンドも資金不足ありあり。世界最強の円がラストリゾートになった。2、10年債のほか5年債も9日最低利回り0.190%を記録している。1、2、3の相場で日経平均9300円、9800円を目安に半分手仕舞いの考えに変わりない。伝えられる国際金融資本の現状。一ロでいうと、ロックフェラーは4世限り。FRBを引き回した挙げ句に打つ手なし。ロスチャイルドがロンドンとパリの本・分家の間で「大同団結」。スイスのジュネーブに拠点を移し、危機脱出を目指しているという。日本では幕末、維新以降彼らとつき合ってきた財閥系企業に影響が出る。前日述べたように、ロスチャイルドのロンドン家が官軍につき、パリ家は幕府を後押しして稼いだ。たとえば、幕末に上海からきたロスチャイルドと組んで日本の金融を動かしたのが三井。ロックフェラーが西南戦争を仕掛け、鎮圧するため武器、弾薬、兵站などしめて1億円で請け負い大儲けしたのが三菱。日本の政界はロスチャイルド系「政友会」とロックフェラー系「民政党」の対立が1887年(明治10年)以来党名を変え続いているという。住友は、もともとドイツ・ロスチャイルド系。20世紀強大になった三菱ロックフェラーに対抗するため、三井と組むほかなかった。しかし、ロックフェラー帝国が崩壊し、三菱グループを使って日本支配、乗っ取りが困難になった。このため、暫く三菱系と距離を置いた方がいい。

日経平均は39円安。8857円の引け。4日連続安になった。出来高15億2400万株、売買代金9300億円。9月物の引けが8860円(20円安)、8750円プット大商いという。SQにかけて注目される。■■■■(****)が220円の戻り高値。16円で引け、してやったりの水準訂正。10日企業レポートの通りだ。本社・工場移転だけに半端な材料と思えない。■■■■(****)も216円の引け。■■(****)が13%に後退しトヨタグループ入り鮮明。連結売上高1000億円レベルで一番化けると判断した。このほか小甘い。商事(8058)■■(****)が623円引けた。ロックフェラーが可愛がっただけに神通力を失ったような印象。■■(****)、■■(****)の方がいくらかマシだが見送り。■■■■■■■■(****)が頑強。7~9月仕上げとみられる。(了凡)