金843トンの円高　国債に限らず株にも反映 （2012.07.09）

閑散、小動き。さらに見送られた。5日欧州、中国利下げを受けたもので、米国の非製造業景況感指数、ADP雇用報告などまちまち。信用不安が相手でとりとめがない。6日の米雇用統計発表も陳腐化した。昨年暮れから伝えられるのが、米国と中国がデフォルト回避のため、大量のドル、人民元札を刷っているという情報。当局公認の贋札も含まれ、大抵四半期決済末の2週間前に世界で大事件が起きるという事実。カネ欲しさに恥も外聞もない。もっともらしく小間切れの利下げや粉飾した経済関連統計を流し時間稼ぎ。開いた口が塞がらない。昨年3.11、日本弱体化を狙った国際金融資本の謀略。完全に失敗したという。被災地の小、中、高校生はじめ全国からボランティアで駆けつけた若者たちが日本復活の狼煙。戦後復興に立ち上がり二度目の印象。たちまち世界中に広がった。戦後といえば、GHQでさえ解体できなかった官僚機構も今回の語り草。平成になって総理16人と述べたが、代わることで自浄作用が高まれば、日本の政治にとってクリーンの証という。もうひとつ、戦後の話。今でも日本には金（きん）がないといわれ、2011年1月現在843トン（米国8965トン）になっているが、欧州債務危機、事実上デフォルト状態の米中に対し、大震災が起きても円高が止まらない現実をどう説明するか。国内に僅かしかないはずの金。そうでもないという。世界有数のメガバンクやスイスの金の名義人が日本人という説もある。この円高、843トンで説明できないところがミソ。日本国債に限らず、いずれ日本株にも反映するはずだ。このため、27日に迫った五輪、11月6日の米大統領選、12月22日のフォトンベルトにかけて1、2、3の相場。めくらましに違いないが突破できる。せいぜい、5日述べたテロと国債先物売り。それも成功すると考えにくい。第一、外資には日本に対抗する担保がない。政府の借金が1000兆円であれ、国民総資産8144兆円。水増ししたユーロ、ドル、人民元を元手に相場を張っても特攻作戦。レバレッジ、CDS（倒産保険）にも限度がある。気に入らないのが現政権の増税路線。松下政経塾一期生の総理が、幸之助から税金を取るなと教えられ、政権交代時の公約で4年しないことを表明したはず。対症療法に過ぎず、財政再建のプログラムが出来ていないことも問題である。国民の大半不可欠と考え、道筋をつけ手順を踏めば解決する。総理は06年の前原代表時代、偽メール事件で後輩議員をけしかけ死に追いやったという。ネットの時代になり、無数の閲覧者によって真相がわかるようになった。
日経平均は59円安。9020円の引け。出来高15億3100万株、売買代金9300億円。9月物が9050円で寄り9020円（70円安）の引けだけに小休止とみられる。■■■(****)と■■■■■■■■(****)が堅調。関連銘柄も足並みが揃ってきた。個別に■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)もそれなりのもの。JR東日本の受注増により■■■■(****)の足取りも魅力的。名古屋では、来年以降JR東海の受注増が見込まれ、■■■■(****)が有力。2027年リニア名古屋駅開業まで12年。大型工事が集中するだけに面白い。■■■■■■■(****)が高値圏にカムバック。5月に26％調整し若返った。福島大卒の福田社長（60）が着実だけに高値更新。山梨出身でなおさらだ。新素材も手掛かりになる。（了凡）