五輪以降21世紀の夜明け 残った大風呂敷のプログラム (2012.07.06)
高安まちまち。見送られた。6日連騰した日経平均9月物が20円安の9070円で始まり、欧州反落、米国休場を消化している。要するに手掛かり難。円ドル79円、ユーロ99円台後半の小競り合い。上海、香港も安い。5日ECB理事会、6日米雇用統計発表(6月)、11、12日の日銀政策決定会合など見越したもの。値を消すものが増えた。来週も膠着状態が続くとみられ、ロンドン五輪(7月27日から)めくらまし。米大統領選、フォトンベルト然り。日経平均9300円、ものによれば9800円を目安に逃げを打つ相場。半分手仕舞い、予想されるテロ、フォトンベルトに伴う混乱に備える旨述べた。3日明らかになった英大手銀バークレイズの金利不正操作が伏線。五輪後厄介な事件になるとみられ、FRBが月末か9月12日のFOMCで第3次緩和に踏み切れば売り。材料出尽くしと考えられる。しかし、国内勢はヘッジファンドと違ってじたばたしない。結局、日本国債、日本株が世界最強とみているためで、彼らがレバレッジをかけ先物で国債を叩き落としても動じない。半分でなければ若干でいいし、トントンになるまで待つならそれもよし。5日に中長期円ドル200円、日経平均2万円と述べた通り。いずれも半値戻しに相当するもので、かりに円ドル90円に振れると■■■(****)をはじめ輸出関連の利益が桁外れ。おのずと株高につながる。■■■■(****)や■■■■■(****)も中長期妙味。リーマンショックを境に金融立国に興じた欧米のマネー経済が破綻し、製造業をベースに実物経済で逆境をしのいだ国が残る世の中になった。製造業の発展なしに不動産や金融、サービスの発展なし。日本の場合、消費増税先行から景気回復が遅れるものの、世界で一番早く恩恵を受けるわけだ。ギリシャ、スペインはおろか、英仏、米中さえ実質デフォルト状態。国連は機能不全でODAを大義名分に円キャリーが世界の金融を救っている。平成になって総理16人を数えるが、国際金融資本の圧力も相当なもの。彼らは財務省とセットで日本のトップを指名しているといわれ、何か起きるとゆすりたかり運転資金を調達してきた。しかし、大震災、原発事故、円高、タイ洪水や爆弾低気圧などリーマン後の日本攻撃もすべて吸収され、5月30日ロックフェラーがロスチャイルド財団と資金運用事業で提携を発表してから終盤。積年の懸案「日本乗っ取り」を実現するため、消費増税をセットして国債先物売り、CDS指数吊り上げを図り、1400兆円の金融資産を巻き上げるという大風呂敷のプログラムが残った。一度失敗し二度目という。■■■■(****)がだらしないだけにつけ込まれた。
日経平均は24円安。9079円の引け。出来高14億円2600万株、売買代金8300億円と低水準。9月物が9090円と変わらずで引けた。ECB理事会など先送りのセレモニー。つき合っていられない。依然■■■(****)はじめ癌ワクチン関連と■■■■■■■■(****)中心の復興関連。個別に■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)。■■■■(****)の初動も見守っている。相場に限らず、物事が極まると鍛えられた歴史や国家観がモノをいうそうだ。事実でなく真実が狙い目。ロスチャイルドが衰退し、ロックフェラーも著しいといわれ、五輪以降21世紀の夜明けにさしかかるような雲行きだ。(了凡)