日本のアドバンテージ 最後の作戦フォトンベルト (2012.05.18)
途転買いのタイミング。17日後場中頃ヒットした。債券先物売りに対し日経平均先物買い。6月物のポジション調整が反対売買となり自律反発。反転のきっかけをつかんだ。21日が新月だけに揺り戻しがきても動じない。14日までギリシャのユーロ脱退を見越した先物売りが目立ち、彼らが追い証に迫られて買い戻すまで大丈夫。日経平均で9500円(半値戻し)が目安。失礼だが、ギリシャやスペインも「住専」のグローバル版。連日危機を煽るメディアの報道が味気ない。欧米は日本化を避けるため、「失われた20年」を克明に分析。構造改革、緊縮財政、ゼロ金利など矢継ぎ早に手を打ったが、やればやるほど日本の後追い。2012、13年イタリアまで住専としても、15、16年仏独や英米の本丸に及ぶとみられ、日本のアドバンテージが揺るぎそうにない。資本財、中間財中心に製造業が超円高をこなしているためで、寄り前発表された1〜3月GDP年率4.1%と予想以上。世界で唯一復興需要が動き出した。日銀総裁が17日衆院特別委員会に呼ばれ、金融政策だけでデフレ解消困難と持論を述べたが、構造政策が手詰まりなのはどこも同じ。今年、来年持ちこたえても、3年後に予想される本番で大半つかまる。日本もそうなるし、われわれも一蓮托生。2月14日に日銀の追加緩和で40年にわたる円高修正が始まり、同総裁の「時間を買った」旨の発言が印象的。FRB、ECB議長さえグローバル・フォースの圧力にさらされ、日銀や財務省トップにも相当なもの。彼らはHAARPにより阪神淡路二つ、東日本大震災で三つ震源をつくり日本を潰す計画だった模様。プラザ合意による猛烈な円高もそうで、当時円ドル308円に切り上げ、昨年75円まで追い込んでもしのぐ日本に根負け。9.11、3.11の次に決めた今年12月22日(日本時間)のフォトンベルトが最後の作戦という。強力な電磁波が世界中に混乱をもたらすといわれ、日本はおろか彼らにも影響が出るはずだ。日本が原発なしに節電を乗り切り、フォトンベルトに冷静に対応できると面白い。仕掛けた彼らがお手上げ。200年以上続いた1%vs99%の世界史が一変する。17日に取材先でも「これまで世界を動かしてきた白人が日本人の底力を認めるようになった」という。同日、外資が途転買い。日経平均6月物を持ち上げたのもわかる。一筋縄でいかないものの、これからロンドン五輪にかけて売り買い煽り、逃げを打つ相場をつくるはずだ。国内勢は自信を取り戻せ。2月から40年振り相場が変わった。5、6月確かめるといい。
日経平均は75円高。8876円の引け。出来高20億7800万株、売買代金1兆1700億円。自律反発の域を出ないが、19日シカゴでG8、20日同NATO首脳会議。22、23日に日銀政策決定会合があり反転要因。日経平均が13日連続陰線を引いた直後、揺り戻しをこなし急反発が見込まれる。■■■(****)が12万0300円で引けたのも走り。■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)など意外な高値が考えられる。16日JR東海が2027年リニア開業を踏まえ、名古屋駅前新ビル今年10月着工を発表。15年末完成を目指すもので、大名古屋ビルヂングと肩を並べ44階建て。JR東海と密接な■■■■(****)が出番を迎える。開業まで15年。品川、名古屋、梅田駅前もピンポイント。ドラマチックに変わる。(了凡)