証券ビュー

アンコール伊勢町

6日に韓国で銀行破綻 堅物の総裁どんな壷を振るか (2012.05.09)

あく抜け半ば。買い戻しが入り反発した。円ドル80円、ユーロ104円前後に持ち直したのが手掛かり。欧米の買い戻した呼応するもので、11日のSQに備え小動き。半端な戻りが気になるところだ。9日から決算発表が集中し始め、同日■■■(****)の声明がミクロの焦点。4月27日に最高の世界販売を打ち出した■■■(****)以上とみられ、8日後場先回りの買いが入っている。国内の機関投資家は20年デフレが響きいじけたまま。2月から時代遅れになった外資のプログラム「円高株安」に乗せられ、4月の初押しを5月に持ち越した。10日■■■■(****)、11日■■■■■■(****)の決算発表でひとまずあく抜けと考えられる。■■■■(****)にしてもボトム圏。叩いたところで始まらない。それより、外資が金や原油先物を叩いているのが気になる。17か18日、フェイスブック上場が1兆円超食い逃げとなれば逆回転。思わぬ深押しも考えられる。無視できないのが、韓国の銀行破綻を伝えない国内メディア。6日午前6時から貯蓄銀行トップのソロモン、韓国、未来、漢州の4行営業停止。事実上倒産し取りつけ騒ぎが起きた。預金保護350万円まで。消滅計560億円という。昨年1月釜山貯蓄銀など9行、同7月トマト貯蓄銀など7行につぐもの。当局は「これから市場による構造調整システムが働く」と述べた。日本政府は、前週中国や韓国の国債をスワップで何兆円か買うと述べたばかり。1週間足らずでこのありさまだ。最大手ソロモン貯蓄銀のオーナーがロスチャイルド。「虫の息」と叩かれている。■■(****)が国内メディアを報道管制している模様。「韓流」に注意という。要するに駄目押し、止めが残っている。持ち駒で高かったのは、8日好決算を発表した■■■■(****)のみ。■■■(****)は、4月2日の安値13万3000円が生命線。3月29日の12万4500円まで押すと窓埋め。面白くない。11日に決算発表と聞いており週末注目される。■■■(****)と■■■(****)9日。■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)が11日の予定。ペプチドワクチン関連でつながっている。

日経平均は62円高。9181円の引け。出来高16億株、売買代金1兆1000億円と物足りない。GW早々、6月19、20日のFOMC待ち。第3次緩和が伝えられる始末。機関投資家は、ここ10年か20年しか知らないデフレ貧血症になった。決算発表を手掛かりに個別物色で進むところ。まる1年、大震災、原発事故、台風12号、超円高、タイ洪水など艱難辛苦をしのいだ日本企業。汝を玉にするものが出てくるはずだ。欧米は過去20年、金融政策一辺倒で好景気をつくり出し、正常に戻らなくなった。日本は逆に日銀の作為、不作為によるデフレ政策に明け暮れ、漸く2月14日インフレターゲット1%声明。デフレ解消に動き出した。前日261円安に対し日銀のETF介入が相当あった模様。しかし、明らかに不十分。日経平均9000円割れともなれば、思い切った政策が盛り込まれる運び。以前述べたが、インフレ率1%にこだわらず、欧米のように2、3%まで上がればブレーキを踏むだけ。堅物の総裁が任期1年を切り、どんな壷を振るか見ものだ。経済至上、金銭一元主義に明け暮れたこの20年余り。人間は何度も同じ過ちを繰り返している。7日261円安が9、10、11日の相場を左右する。(了凡)