証券ビュー

アンコール伊勢町

何も彼も桁違いの場面 米新車販売で日本車引っ張りだこ (2025.04.23)

 続落。日経平均小陽線の引け。下げ渋った。21日ダウ971ドル安(一時1312ドル安)、先物140円安の3万4120円に拘らず確り。7ヵ月ぶりドル139円89銭の円高をしのいだ。プライムの出来高14億3000万株、売買代金3兆2800億円。今年2番目の薄商い。値下がり483(値上がり1113)。引け後、先物に買い戻しが入った。イースター(復活祭)明け21日、トランプ氏がFRBに即時利下げを強く求めたのがきっかけ。前週パウエル議長解任説に次ぐもので、ドル安と利回り上昇が同時進行。24日、日米財務相会議前に再びドル、株、債券のトリプル安に包まれた。万一議長が辞任すると2番底、ブラックマンデー(2008年)の連想もあり加速。トランプ氏の越権行為やリセッション、安保、米軍にも影響が出かねない。米国のほか世界各国も変化に対応できず、今週ワシントンで開催されるIMF・世銀春季会合も関税一色。2国間交渉が焦点といわれ、22日明らかになる「世界経済見通し」を大幅に下方修正。何も彼も桁違いという。例えば、外資の保有する米国株19兆ドル(2700兆円)、米国債7兆ドル、米社債5兆ドル。全体の20~30%占め、これら処分売りが大きな痛手になりかねない。ブルームバーグによると、今年のドル指数7%余り下落し2005年指数算出以来最悪。FRB批判で拍車がかかり4月の米10年債利回り過去20年で最大の上昇になった。ブラックマンデーのほかコロナ(20年3月)との類似も伝えられ「じっとしているのが最善」という。日本の場合、米中敵対関係のはざまで自ら製造業復活のチャンス。■■■■(****)と■■■■■■(****)を突破口に米国をテコ入れするほかない。40年前(1985年)、80年前(1945年)に120年前(1905年)の失敗体験によるもので、関税をはじめトランプ氏の政策転換が新たなチャンス。1928年、共和党が大統領ほか上・下院、州知事など圧倒した当時と並ぶ場面。翌年世界恐慌となり第2次大戦が始まった。24年、米新車販売台数の日本車シェア35%。過去20年で2割増え引っ張りだこという。
 日経平均先物によると、22日大証ミニ3万4480円(+0.58%)に対しラージ同、シカゴ4450円。現物より229円高い。ダウ先物3万8665ドル(+0.88%)。同494ドル高い。VIX恐怖指数31.85(-5.88%)、WTI原油先物63.34(+1.49%)。金先物3441(+0.47%)、ビットコイン円12,522,319(+1.37%)。
 22日の日経平均59円安。大引け3万4220円。TOPIX2532(+3)。10年債1.305%(+0.020)。米10年債4.388%(-0.025)。上海総合3299(+0.25%)、香港ハンセン21,562(+0.78%)、インドNifty24,167(+0.17%)、ロシアRTS 1140(+0.04%)。グロース658.73(-1.32%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。円が金先物と並びドル安の受け皿。来年から米国と日本、台湾の間で次世代半導体の量産が見どころだ。(了凡)