証券ビュー

アンコール伊勢町

春分にかけて軌道修正 トランプ氏に黄金時代の再来なし (2025.02.27)

 続落。日経平均十字足の引け。後場下げ渋った。25日ダウ159ドル高を受けたもので、ナスダック・S&P500種続落。リスクオフとみられる。2月の米消費信頼感指数が8ヵ月ぶり悪化。相次ぐ追加関税に懸念がつのる一方、4ヵ月ぶり1ドル148円台半ばの円高に振れ手詰まり。ゼレンスキー氏が28日訪米し、米国と資源協定合意も伝えられ出来上がった。26日エヌビデアの決算発表を控えポジション調整もうかがえる。プライムの出来高18億5700万株、売買代金4兆5300億円。値下がり948(値上がり619)。引け後、先物小動き。米景気減速とインフレ高止まりに及び腰。就任1ヵ月の米世論調査(5社)でトランプ氏支持46%、不支持50%。経済政策も支持44%に対し不満49%。第1次政権(平均49%支持)に届かない。バフェット氏の現金化も日本の5大商社保有株引き上げを含め資金の大半株の模様。1年で倍増し50兆円というが、株と不動産が急落するとドル離れ。日本の大手商社が水先案内と述べた。毎日新聞によると、トランプ氏の手本がマッキンリー大統領。米国で19世紀末ごろ、高関税と拡張主義で国を率いた第25代大統領(在任1897~1901年)が再び注目されている。トランプ氏が就任直後に署名した大統領令の一つで、北米大陸最高峰の山(標高6190ⅿ)の名称を「デナリ」から旧称「マッキンリー」に戻すよう指示。米内務省は1月24日変更した。トランプ氏は、マッキンリーを繰り返し賞讃しており手本の一人。「保護主義のナポレオン」とも呼ばれた。今回、関税が上がると物価高につながり低金利とドル安で米国ファースト。黄金時代を取り戻すというが、材料出尽くしで逆回転。トランプ氏批判を投稿すると、「X」アカウントが突然停止。イーロン・マスク氏の批判も少なくない。転換点の走りが春一番なら春分にかけて三寒四温。逐一軌道修正を迫られる。日本は、失敗体験を糧に■■■■(****)が突破口になった。
 日経平均先物によると、26日大証ミニ3万8200円(-0.05%)に対しラージ同、シカゴ8235円(+0.74%)。現物より92円高い。ダウ先物4万3841ドル(+0.35%)。同219ドル高い。VIX恐怖指数19.00(-2.21%)、WTI原油先物68.87(-0.09%)。金先物2927(+0.30%)、ビットコイン円13,259,878(+0.28%)。
 26日の日経平均95円安。大引け3万8142円。TOPIX2716(-8)。10年債1.365%(-0.015)。米10年債4.316%(+0.022)。上海総合3380(+1.02%)、香港ハンセン23,787(+3.27%)、インドNifty22,547(-0.03%)、ロシアRTS 1192(-1.37%)。グロース668.74(-0.72%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。昨年12月と今年1月ダウWトップ。トランプ氏に黄金時代の再来なし。自分を含めごく限られた富裕層を潤すのに過ぎない。(了凡)