変わらざるを得ない 失敗体験を糧にスーパーサイクル (2025.02.25)
3日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。春一番が吹き荒れた。21日ダウ748ドル安(20日450ドル安)に明らかで米主要3指数連動。前後してS&P500種が1ヵ月ぶり最高値更新。バフェット氏のETF50兆円売却の憶測もちぐはぐな印象を受けた。2月末から春分にかけて次の転換点とみられる。プライムの出来高19億4600万株、売買代金4兆3100億円。値下がり1031(値上がり556)。引け後、先物680円安。時間外で3万8110円をつけている。「世界秩序が変わるとき」(齋藤ジン著)に相当し、トランプ革命を口火にAIと金融を巡るフェアバリュー(適正価格)スーパーサイクル入り。むしろ、前向きだ。ウクライナ戦争収束に米国や欧州、ロシアなど疲弊顕著。日本に「出来るだけ何もしない」(トッド氏)地の利がうかがえる。21日入手した情報によると、18日ウクライナの和平交渉に先駆けEU首脳がパリで緊急会合。何も決まらなかった。米国とロシアがEUを迂回し停戦する旨決定。単なる従属、敗者になった。中国やロシアの関係を断ち米国のいいなり。米国とロシアの戦いからモスクワや北京傾倒を戒め、最終的に米覇権の従属を固めた。サウジの会議もセレモニー。決定的な和平合意に至らない。ウクライナはNATOにかすみ取られ関係を断ち切ること。加盟しないと非軍事化を認められる。トランプ氏はゼレンスキー氏が犯罪者であり独裁者であることに気がついた。ロシアに経済制裁効果なし。中国やインドが参加しないと無理。G7も往年の経済力がない。一方、米国は移民の国外退去が経済にショック。1月以降、拘束・退去処分1日600~1100人。バイデン政権下282人(昨年9月)から大幅に増加。年間30万人ペース。公約が数百万人で遥かに少ない。しかし、約束を果たすと国民や主要産業に大きな負担。農業や建設関連に打撃。先細りの一途といわれる。マッキンリ―(1901年)の成功体験を片手に関税で米国の復活を唱えるトランプ氏。幕間に金利急騰と景気失速。いつ日鉄(5401)と折り合いをつけるか見ものだ。日本は30年デフレの失敗体験が糧になる。
日経平均先物によると、直近大証ミニ3万8100円(-1.78%)に対しラージ8110円、シカゴ8130円。現物より646円安い。ダウ先物4万3482ドル(-1.78%)。同53ドル高い。VIX恐怖指数18.21(+16.28%)、WTI原油先物70.22(-3.12%)。金先物2953(-0.10%)、ビットコイン円14,466,382(+0.33%)。
21日の日経平均98円高。大引け3万8776円。TOPIX2736(+2)。10年債1.420%(-0.020)。米10年債4.420%(-0.080)。上海総合3379(+0.85%)、香港ハンセン23,477(+3.99%)、インドNifty22,795(-0.51%)、ロシアRTS 1173(+0.10%)。グロース680.22(-0.46%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)など。月末打って変わり「高温」の見込み。市場も変わらざるを得ない(了凡)