ウォール街思わせぶり 成功より失敗体験に負うところ (2025.02.18)
週明け軟調。日経平均小陽線の引け。まどろんだ。前週末の夜間取引3万9110円に鞘寄せ。3月鉄鋼・アルミ25%関税に4月相互・追加関税のほかウクライナ・ガザ停戦など巡り消化難。昨年10~12月期GDP年率2.8%増に拘らず10年債15年ぶり高水準。1ドル151円台半ばの円高となり個別物色にとどまった。プライムの出来高18億7800万株、売買代金4兆3900億円。値下がり1000(値上がり589)。引け後、先物がんじがらめ。相次ぐ関税ショックが尾を引いている。トランプ氏来日、「衆参同時選」、ウクライナ停戦など買い戻しの材料。それも予断を許さない。ブルームバーグによると、警戒一色からウォール街にマネー流入止まらず。関税攻勢謎のままと思わせぶり。大口のヘッジファンドが米商品先物取引委員会のVIX(ボラティリティ指数)に連動する先物を16週連続売り越し。昨年7月円キャリー解消時の水準で翌月S&P500種急落。不意を突かれた。17日入手した情報によると、トランプ氏は米労働省がインフレ3カ月連続上昇と発表した日に金利低下を求めた。自身のSNSに「間もなく関税と手をつないでやってくる」と投稿。関税が上がると物価高につながり、低金利とドル安を好んでいる。一方、EUの同盟国は数日間ワシントンから受けたショックで危機。ウクライナ戦争が1945年以来最大の軍事衝突で自分たちの利害が左右されるのに対し米国おざなり。欧州駐留米軍の縮小でクレムリンと合意できる可能性に言及した。米軍が欧州から引き揚げるのは歴史的な間違い。米国の利益にも反する。欧州は適切に行動し、経済復活と国防の備えも不可欠と難題を伝えた。トランプ氏のモデルがレーガン時代2期(1981~89年)といわれ、一連の発言や大統領令を通じて最も富める国に駒を進めた南北戦争(1861~65年)直後がマッキンリーの全盛期。関税を金メッキに世界一となり栄華をきわめた。1901年暗殺事件で倒れ「3度目の正直」に挑戦。DS(影の政府)解体を目指す傍ら、ロシア同様「オルガルヒ」(富裕層支配)とつながっている模様。金運が寄ってきても26年乱気流入り。日本はできるだけ何もしないで見守るに限る。■■■■(****)の★★★★★★買収に対し、首相が「発想を大きく転換した」という。
日経平均先物によると、17日大証ミニ3万9185円(-0.04%)に対しラージ8190円、シカゴ同。現物より15円安い。ダウ先物4万4730ドル(-0.21%)。同183ドル高い、VIX恐怖指数15.42(+4.40%)、WTI原油先物70.53(-0.25%)。金先物2909(+0.31%)、ビットコイン円14,625,534(-0.25%)。
17日の日経平均24円高。大引け3万9174円。TOPIX2766(+7)。10年債1.385%(+0.035)。米10年債4.479%(-0.049)。上海総合3355(+0.27%)、香港ハンセン22,616(-0.02%)、インドNifty 22,959
(+0.13%)、ロシアRTS 1144((+2.97%)。グロース681.46(+0.65%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。2025年、風の時代。2極化。常識が一変する。成功より失敗体験に負うところが大きい。(了凡)