証券ビュー

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デフレ脱却糸口つかむ この上何もしない日本が渡りに船 (2025.01.16)

 続落。日経平均小陰線の引け。受け身になった。14日ダウ221ドル高を受け、買い戻しが一巡するや模様眺め。15日米CPI、20日米大統領就任式、23~24日の日銀政策決定会合待ち。1月利上げを嗅ぎつけている。プライムの出来高16億2200万株、売買代金3兆8700億円。値下がり705(値上がり864)。引け後、先物が戻し始めた。時間外取引110円安の3万8390円。トランプラリーが巻き戻され元の木阿弥になった。ブルームバーグによると、米新政権発足により債券有利。「不確実性の時代」とピムコ。にも拘らず、今後半年1年注目されるのが日本。為替変動に増してインフレ期待の高まりが基調を支えるという。いい得て妙だ。2013年4月から始まった異次元緩和。「打ち出の小づち」といわれ禁断のファイナンス。米利下げ後退によりデフレ脱却の糸口をつかんだ。ロシアや中国の力による現状変更を許さない米国がパナマ、グリーンランド、カナダなど領有権を主張。20日以降混乱が予想されるためだ。依然大手ヘッジファンドが先行き弱気で、この上「何もしない日本」が渡りに船とみられる。脱炭素を掲げいち早くEVに舵を切った海外の自動車大手が■■■■■■(****)のハイブリッドに腰砕け。極寒の今冬なだれを打ってEV離れが伝えられた。15日、米国が中国向け半導体規制に踏み切ったことも事実。ウォール街で「昨年の勝ち組」がお手上げという。その点、熊本と千歳で進む半導体新工場の将来が新たな材料。これまでグーグル、アマゾン、マイクロソフト、オラクルなど追随。近い将来、日本もシリコンバレーに生まれ変わる。おのずとGDPに跳ね返り、東京がNYに次ぐ金融センターになる見通しだ。一喜一憂しても始まらない。でんと構えること。昨年11月20日を転換点に大国の時代が終わった。1月20日から半年正念場。7月に太陽フレア11年のピークを乗り切ると、来年今までの不調を一気に取り戻すという。
 日経平均先物によると、15日大証ミニ3万8730円(+0.87%)に対しラージ同、シカゴ8655円。現物より220円高い。ダウ先物4万3325ドル(+1.34%)。同806ドル高い。VIX恐怖指数17.04(-2.93%)、WTI原油先物77.17(+1.01%)。金先物2713(+1.16%)、ビットコイン円15,513,188(+1.59%)。
 15日の日経平均29円安。大引け3万8444円。TOPIX2690(-8)。10年債1.250%(+0.010)。米10年債4.719%(-0.022)。上海総合3227(-0.43%)、香港ハンセン19,286(+0.34%)、インドNifty23,228(+0.29%)、ロシアRTS865(-0.04%)。グロース631.11(-0.91%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。とうとうデフレ脱却の糸口をつかんだ。(了凡)