証券ビュー

アンコール伊勢町

欄外の新刊予告に光明 新自由主義からゲームチェンジ (2024.12.16)

 前週末5日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。拍子抜けだ。前日米主要3指数下落を受けたもので、夜間取引130円高の3万9600円。13日メジャーSQが一時4万円台となり「幻」になった。12月日銀利上げ、同米利下げを織り込みいわくつき。反動がつきもので乱高下の走りとみられる。プライムの出来高19億9300万株、売買代金4兆4200億円。値下がり1053(値上がり530)。引け後、先物小動き。迂闊に出られない。馴染みの図書館で年末年始の動きを探ったものの、彼我ともに過渡期さながら混乱の極み。今にも世界が奈落の底に沈みそうなネタで溢れ返っていた。にも拘らず、欄外の新刊予告に光明を見た。曰く、世界秩序が変わるとき。新自由主義 からのゲームチェンジ。齋藤ジン。ソロスを大儲けさせた“伝説のコンサル”初の著書。ヘッジファンドが見すえる中国の衰退、そして日本復活とわが意得たり。見出しに吸い込まれた。世界はアメリカを地殻変動の震源地とする「大転換」のただ中にあり、これから起きる変化は日本にとって有利なものになる。以下、覇権国家は自らの地位を脅かす存在を叩く アメリカは中国を封じ込めるために「強い日本」が必要 日本のエリートたちも陥っている「エスタブリッシュメントの罠」 日本は「古いゲーム」をうまくやり過ぎてアメリカに睨まれた 大蔵省に書簡で「銀行を潰せ」と伝えた米クリントン政権 習近平独裁体制強化で「裸の王様」のリスクが高まる中国 米中対立の今後に関する3通りのシナリオ 日本以外で最大のチャンスを迎えている国とは? さらに、日本は今や数十年に一度千載一遇のチャンスを迎えている。東西冷戦の世界秩序を支えてきた「新自由主義」が崩壊し、勝者と敗者がひっくり返るゲームチェンジが起きているのだ。マネー奔流を30年近く見てきたコンサルタントによる初の著書。文春新書1478   2024年12月17日発売1155円(税込み)。日本は相対的勝者になる 結局アメリカは強い 中国とロシア インドに与えられた特別な地位など面白い。来年がターニングポイントになること請け合いだ。
 日経平均先物によると、直近大証ミニ3万9575円(+0.27%)に対しラージ9600円、シカゴ9555円。現物より84円高い。ダウ先物4万3844ドル(-0.30%)。同15ドル高い。VIX恐怖指数13.81(-0.79%)、WTI原油先物71.29(+1.81%)。金先物2675(-1.24%)、ビットコイン円15,617,6972(+0.31%)。
 13日の日経平均378円安。大引け3万9470円。TOPIX2746(-26)。10年債1.040%(-0.005)。米10年債4.398%(+0.068)。上海総合3391(-2.01%)、香港ハンセン19,971(-2.09%)、インドNifty24,783(+0.96%)、ロシアRTS 756(+0.20%)。グロース644.81(+0.49%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)など。これから10年、日本にとって史上最高の年回り。バブル期をしのぐ好景気に包まれる。齋藤さん初の著書を紹介した。(了凡)