停戦が最大の見どころ 「またトラ」が失敗すると後がない (2024.11.27)
3日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。裏目のシグナルだ。25日米主要3指数続伸を受けたもので、「またトラ」のご祝儀相場一巡。次期財務長官が指名される一方、中国やカナダ、メキシコに対し関税強化を表明。来年1月20日、米大統領就任式まで紆余曲折が予想される。プライムの出来高19億0500万株、売買代金4兆3300億円。値下がり895(値上がり703)。引け後、先物が相槌を打っている。「MAGA」(Make Aⅿerica Great Again)が失敗すると後がない。最新Newsweekにタイムリーな記事が出た。曰く、トランプ氏が復活のため提案する規制緩和、法人税引き下げ、関税引き上げ、不法移住者追放等うまくいくのか。市場が一番心配しているのが金利動向。法人税引き下げで財政赤字が膨らみ国債増発が必要になる。金利上昇をもたらしローン返済が滞りメカニズムに目詰まり。2008年リーマンショックのように大規模な不況が起きかねない。政府がビットコインを大量に買い取り準備金として積み上げる案も浮上。値上がり益で政府資産増加。GDP1年分以上累積した国債負担の軽減が狙いだ。1720年、英国が戦費調達のため南海シーバブル事件で自滅した例がある。来年ビットコインがさらに上がるとドル不信。海外に大軍を置く余裕がなくなる。米国を強くしようとするあまり、米主導の現体制を破壊する危険があるという。このほか、「MAGA」から出た男性の告白もあり、救世主トランプに向けにべもない。南北戦争(1861~65年)以来の分断といわれ、DS(影の政府)との戦い。共倒れの危機ともいえる。11月20日から20年風の時代。冥王星が水瓶座に入り破壊と再生を促すという。2025年がロシア革命(1917年)とベルリンの壁崩壊(1989年)の韻を踏んでいるだけに、ウクライナとイスラエルの停戦が最大の見どころ。復興特需を材料に漁夫の利も興味深い。日本はモノづくりで貢献できる。
日経平均先物によると、26日大証ミニ3万8480円(-0.01%)に対しラージ同、シカゴ8515円。現物より73円高い。ダウ先物4万4918ドル(+0.21%)。同181ドル高い。VIX恐怖指数14.58(-0.14%)、WTI原油先物69.59(+0.94%)。金先物2656(+0.54%)、ビットコイン円14,222,731(-1.10%)。
26日の日経平均338円安。大引け3万8442円。TOPIX2689(-26)。10年債1.060%(-0.010)。米10年債4.288%(+0.018)。上海総合3259(-0.12%)、香港ハンセン19,159(+0.04%)、インドNifty24,192(-0.12%)、ロシアRTS754(-1.76%)。グロース635.47(-0.42%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。「またトランプ」の任期4年。運勢によると、2026年乱気流入り。その後うまくいく。(了凡)