窓を空けて一喜一憂 解散から総選挙まで意外高続く (2024.10.08)
週明け続伸。日経平均小陽線の引け。先物の時間外取引3万9560円を持ち越した。新政権による日銀の利上げ後退と米雇用統計好転に伴うFRBの利下げ後退が重なり窓を空けて一喜一憂。一時149円台の円安が追い風になった。プライムの出来高19億1200万株、売買代金4兆4700億円。値下がり359(値上がり1234)。引け後、先物が安い。150円台を警戒した追加利上げ観測とみられ、8日上海休場明け、9日臨時国会の会期末に解散、10日米CPI発表など消化難。これまで解散から総選挙まで株高が続いており、27日投開票まで意外高とみられる。7日入手した情報によると、7月に自社株取引のあった米国企業のうち、買い越し15.7%と過去10年で最低。8月25.7%、9月も21.9%と平均26.3%を下回った。「社内取引」は将来を左右する材料といわれ、株のリターンも平均を下回る見通し。景気後退を懸念している。今年最大の取引がアマゾン創業者103億ドル、デル会長56億ドル、メタ会長兼社長21億ドルなど。エヌビデアのCEOも売り大手。バフェット氏の投資グループさえ最新開示でアップルを大幅減。6月末2769億ドルのキャッシュという。同氏曰く、アップルを過大評価。投資よりキャッシュを評価している。一方、ダドリー氏(NY連銀前総裁)が景気判断を誤ったのも興味深い。過去数年悲観的になり過ぎた。大部分予想通りだが、サーム・ルール(ハードランディングの確率)発動による景気後退に疑問を投げかける。後退リスクが通常より高いものの現実的でない。連邦準備制度がインフレを鎮静化する可能性に期待を寄せる。一方、ウクライナ情勢も風雲急。12日から長距離ミサイルによるロシア本土攻撃が許可される。にも拘らずロシアに勝てない。ロシアの立場が強くなる一方、ゼレンスキー大統領は亡命政権になりかけた。日本は総裁選の裏をかかれ27日まで時間稼ぎ。漁夫の利をとやかくいわれる時が来た。23日上場予定の■■■■■(****)。下馬評1100円に対し売り出し1100~1200円に上振れ。配当利回り3.3~3.6%から人気化必至。モノ・カネから公益優先の道筋ができそうだ。
日経平均先物によると、7日大証ミニ3万8970円(-1.01%)に対しラージ8970円、シカゴ8980円。現物より353円安い。ダウ先物4万2483ドル(-0.38%)。同130ドル高い。VIX恐怖指数21.00(+9.32%)、WTI原油先物75.74(+1.83%)。金先物2672(+0.17%)、ビットコイン円9,349,404(±0%)。
7日の日経平均697円高。大引け3万9332円。TOPIX2739(+45)。10年債0.920%(+0.040)。米10年債3.999%(+0.034)。香港ハンセン23,099(+1.60%)、インドNifty24,795(-0.87%)、ロシアRTS926(-0.55%)。グロース650.01(+0.43%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。今夏の猛暑は春に終息したエルニーニョの影響が残り、インド洋の海面が平均より高いのが背景。今後「ラニーニャ」が起き11月急に寒くなるという。(了凡)