1500兆円が里帰り 困難を乗り切ってこそ日本の時代 (2024.08.30)
3日ぶり小反落。日経平均小陽線の引け。やれやれだ。28日米主要3指数反落を受けたもので、エヌビデアが決算発表後時間外取引で一時8.4%安。台風10号の特別警報発令と重なり胸をなでおろした。ブルームバーグによると、エヌビデアの決算に対し「非常に高く持続不可能な期待に直面していた」のが的確。台風10号も気象庁よりずっとレベルが上で歯が立たない。双方鉢合わせとなり、他人まかせでこれ以上進めないことがわかった。プライムの出来高16億0300万株、売買代金3兆8500億円。値下がり944(値上がり637)。引け後、先物してやったりだ。前日述べたように、9月6日(8月の米雇用統計)と同17~18日FOMCにより次の段階。9月2日から10月12日まで冥王星逆行。これまで通りいかないという。約200年続いた西側諸国の資本主義が限界を迎え、100年越しの共産主義も徒花。答えが一つでなくなった。今年世界中選挙となり、どこといわず現体制維持が困難になっている。国や自治体、企業然り。コロナ失敗からウクライナ・中東でも明らか。消耗戦が限界に達し、リーマンショック(2008年)、ドットコムバブル(1999~2000年)、暗黒の木曜日(1929年)並みの調整も伝えられる。にも拘らず、日本が例外。唯一復活し世界をリードする見通し。バブル崩壊後30年デフレのドン底を乗り切り、AIや半導体に不可欠な技術を蓄積し、個人金融資本2199兆円(2024年3月末)で過去最高。国や地方債務が1200兆円でGDPの252%といわれながら世界一の金持ち。2023年度、経常収支25兆3390億円を計上過去最高の黒字になった。敗戦とバブル崩壊から学んだもので、今後どんな調整がきても吸収できる。インバウンド情報によると、空港や大都市のアクセス、安全、正確さ。水質やトイレの清潔なども対象。意外なほど見直された。1億2300万人のうち8割以上高卒といわれ勤勉さも一役買っている模様だ。
日経平均先物によると、29日大証ミニ3万8490円(+0.37%)に対しラージ同、シカゴ8495円。現物より132円高い。ダウ先物4万1442ドル((+0.64%)。同351ドル高い。VIX恐怖指数16.08(-6.14%)、WTI原油先物74.89(-0.50%)。金先物2549(+0.46%)、ビットコイン円8,718,590(+1.98%)。
29日の日経平均9円安。大引け3万8362円。TOPIX2693変わらず。10年債0.885%(-0.005)。米10年債3.825%(-0.012)。上海総合2823(-0.50%)、香港ハンセン17,786(+0.53%)、インドNifty25,052(+0.14%)、ロシアRTS930(-1.08%)。グロース661.49(-0.47%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。米利下げ日本利上げの転換点に外資の買い越し、自社株買いも目立つ。今後マイナス金利で米国に渡った1500兆円が里帰りする見通し。自ら予想される困難を乗り切ってこそ日本の時代がやってくる。(了凡)