大型より中小型が符丁 ジャクソンホール金融政策の限界 (2024.08.21)
反発。日経平均小陽線の引け。売り買い交錯した。19日米主要3指数続伸を受けたもので、1ドル147円台の円高一服を手掛かりに先物主導の全面高。あや戻しとみられる。プライムの出来高17億3500万株、売買代金3兆9600億円。値上がり1488(値下がり128)。引け後、先物が反動で安い。値上がりの上位指数のグロース250(+3.72%)、日経平均先物(+2.45%)、ビットコイン円(+1.92%)に対し、値下がり同ロシアRTS(-2.56%)、中国深センB株(-1.54%)、同上海B株(-1.48%)など噛み合っていない。22日FOMC議事要旨のほか、23日の日銀総裁発言、22~24日ジャクソンホール。さらに、28日エヌビデアの決算発表まで落ち着かない。ブルームバーグによると、ヘッドラインが見当たらずフロー主導で方向感がないという。ECBの場合、2ヵ月前利下げを決めたもののFRBがくすぶったまま。英中銀は8月1日利下げを発表し、決定も5対4の僅差でギリギリ。要するに、景気後退懸念と米大統領選を目くらましに時間稼ぎ。消耗戦が続いている。19日のブルームバーグTV「サーベイランス」が典型という。23日、パウエル議長から得られるものなし。トランプ氏が大統領選後ベネズエラに移住をほのめかすなど締まりがない。しかし、9月になると経済データが目白押しで市場のシナリオも決まる。このため、ジャクソンホールが金融政策の限界といわれる。一方、日本は半導体関連を除きバブルどころか旧態依然。裁定取引残高をみると、8月9日現在、売り6142億円に対し買い1兆3441億円に過ぎない。株数も、同16日現在、売り1億6878万株(-1876万株)に対し買い5億3900万株(+4226万株)と現物に毛がはえた程度。従来、裁定買い残が5億株を超えると要注意。10億株超で危険といわれた。失敗体験が根を張って30年。今年に限りライオンズゲート(7/26~8/12)で採用銘柄を棚卸し。冥王星が9月2日山羊座に戻り、10月12日順行再開までペンタクルな運命。意外高を期待できる。
日経平均先物によると、20日大証ミニ3万7920円(-0.42%)に対しラージ同、シカゴ7930円。現物より133円安い。ダウ先物4万1002ドル(-0.04%)。同105ドル高い。VIX恐怖指数14.95(+2.05%)、WTI原油先物73.78(+0.16%)。金先物2563(+0.87%)。
20日の日経平均674円高。大引け3万8062円。TOPIX2670(+29)。10年債0.890%(+0.005)。米10年債3.870%(+0.002)。上海総合2866(-0.93%)、香港ハンセン17,511(-0.33%)、インドNifty24,698(+0.51%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。8月より9月、今年より来年に期待できる。大型より中小型がテンバガー(10倍)の符丁になりそうだ。(了凡)