来年2月に立ち直る 国内勢から見ると乱高下の一つ (2024.08.20)
6日ぶり反落。日経平均中陰線の引け。後場一段安だ。前週末先物の夜間取引3万7640円に鞘寄せするもので、買い戻し一巡後1ドル145円台の円高とヘッジ売りが主因。過去の米雇用統計が改訂により大幅な下方修正と伝えられ動揺が広がった。プライムの出来高17億1700万株、売買代金4兆1600億円。値上がり252(値下がり1373)。引け後、先物が小反発。疑心暗鬼とみられる。この上、FOMC議事要旨(22日)やジャクソンホール(22~24日)など控えているためで、23日の日銀総裁発言も新たな材料。投機筋のポジションが3年ぶり円の買い越しに転換した。ブルームバーグによると、ビットコインやスイス・フラン、投資適格債券、銅、日経平均などいずれも大きな打撃。脆弱性の広がりや需給不均衡によるストレスの高まりから市場がどれほど機能不全に陥るか教訓を残したという。一方、国内勢から見ると乱高下の一つ。米国が利下げを通じ景気後退に気をもむ中でダウのPER28倍。日本は利上げに伴い景気回復が見込まれ日経平均のPER14倍。米大統領選伯仲にひきかえ総裁選に政権交代なし。ご祝儀相場も考えられる。さらに、天災に売りなし。5日、4451円安をこなした。19日現在、10年債0.885%、米10年債3.875%に対し、プライムの予想配当利回り2.56%。日本株に人気が戻ると円キャリー再燃といわれる。日本の場合、これまで上がったのは大型に過ぎず、中小型はバリュー(割安)の連れ高。バブルの域にない。このため、中小型が今後テンバガー(10倍)の大半を占めるという。面白いのがAI関連。無限の可能性を込めて半導体製造装置が買われたものの、EVと同様夢から醒めて在庫調整。やがて大幅な縮小を迫られる見通し。受け売りだが、1980年代の鉄鋼生産。日本の粗鋼約1億トンを1億5000万トンに引き上げた、結局1億トンにとどまり在庫調整20年以上。■■■■(****)のUSスチール買収にしても失敗体験によるものだ。
日経平均先物によると、19日大証ミニ3万7410円(+0.62%)に対しラージ同、シカゴ7380円。現物より9円安い。ダウ先物4万0794ドル(+0.01%)。同134ドル高い。VIX恐怖指数15.57(+5.20%)、WTI原油先物75.03(-0.68%)。金先物2533(-0.17%)、ビットコイン円8,552,512(-1.28%)。
19日の日経平均674円安。大引け3万7388円。TOPIX2641(-37)。上海総合2893(+0.49%)、香港ハンセン17,569(+0.80%)、インドNifty24,572(-0.13%)。グロース612.03(+0.48%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。ホロスコープによると、冥王星が9月2日山羊座に戻り10月12日順行再開で意外高。11月20日水瓶座に移動するともう一波乱。来年2月に立ち直る見込みだ。(了凡)