うろたえる必要ない 視野に入った第2のプラザ合意 (2024.08.01)
続伸。日経平均大陽線の引け。後場中頃急伸した。米国の新たな対中半導体輸出規制に日本、韓国、オランダ除外と伝えられ買い戻し殺到。引け後、先物が大幅安になった。日銀の政策金利0.25%、国債買い入れ減額など1ドル150円割れの円高を受け二転。さらに、FOMCで三転も考えられ降って湧いた状態。乱高下が定着した。4~6月期決算発表にもみられ、マイクロソフトが10%増益に拘らず時間外取引6%安。このほか、米金融当局が米銀大株主になったブラックロック等監視を強化。トランプ氏が過去2度ハリス氏に献金した旨も判明するなど本末転倒。市場で売ろうと買おうと解決しない。前日の日経夕刊「十字路」にもうかがえる。揺れる米選挙 新年度予算にリスク。米在住で詳しい。曰く、議会は9月上旬まで夏季休会に入り、選挙は終盤戦に突入する。10月に始まる新年度の予算が間に合わないため、ひとまず継続決議で時間を稼ぎ、選挙後のレームダック会期中に可決する算段。しかし、米大統領・議会選の結果次第で与野党妥協余地が狭まり、政府閉鎖リスクが再燃する。その上、一時停止中の政府債務上限が元日再発効するためデフォルトリスクも再来。ただでさえ政治が不安になる移行期にリスク要因が重なるという。冥王星が動くと時代が変わる。リーマンショック(2008年)と暗黒の木曜日(1929年)に共通するもので大局観が重要。今回も似たような経過といわれ、四半期レベルの発表にうつつを抜かしていられない。流れに身を任せた老子(伝説上の人物)と同様、変化に抵抗せず小さく生きるのが大きな幸せ。7月29日の集中開運日を受けて8月12日まで天赦日という。物事が噛み合いペンタクル(物質的満足)に有効で株高に跳ね返る。ウォール街でハイテク株から資金が逃げ出し小型株に流れ込む勢いが数十年で最大と述べた。おのずと日本に跳ね返り8月佳境入り。米ハイテク急落の背後に日本円あり。ゆうに10年、マイナス金利で米国に高跳びした1500兆円が緊急避難。引け前より、引け後先物安の方が合理的に見える。うろたえる必要ない。
日経平均先物によると、7月31日大証ミニ3万8500円(-1.85%)に対しラージ同、シカゴ8460円。現物より642円安い。ダウ先物4万1010ドル(+0.12%)、同267ドル高い。VIX恐怖指数16.75(-5.31%)、WTI原油先物77.40(+3.57%)。金先物2464(+0.53%)、ビットコイン円9,944,156(-1.74%)。
7月31日の日経平均575円高。大引け3万9101円。TOPIX2794(+39)。プライムの出来高21億3100万株、売買代金5兆5300億円。値上がり1450(値下がり177)。10年債1.045%(+0.050)。米10年債4.135%(-0.005)。上海総合2938(+2.06%)、香港ハンセン17,344(+2.01%)、インドNifty24,978(+0.49%)、ロシアRTS1074(+1.57%)。グロース648.20(+0.28%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。第2のプラザ合意が視野に入った。■■■■■■■(****)がPTS69円をつけている。(了凡)