ガラガラポンの時代 日本も都知事選初動に自民党分裂 (2024.07.12)
3連騰。日経平均小陽線の引け。後場伸び悩んだ。米主要3指数上昇によるもので、3日連続最高値更新に過熱感。11日米CPI発表に続き12日SQを控え警戒感もある。プライムの出来高18億0700万株、売買代金4兆7000億円。値上がり1251(値下がり356)。引け後、先物一服。10年債が1.080%に低下した。米国で年内利下げ期待が高まる一方、日銀頼みの国債消化にGPIF(年金運用独立行政法人)のシェア上昇。2023年度50兆3000億円(25%増)という。このほか、国内機械受注が5月3.2%減。基調判断を下方修正し持ち直しから足踏み。さらに、バイデン氏が民主党議員のほかハリウッドの著名献金者から撤退を求められる声も伝えられ波乱含み。欧米で産業革命(1733~1840)以来の中産階級が没落し、ガラガラポンの時代といわれる。中国に大半工業生産が流出し摩耗。資本家と労働者の関係が成り立たなくなった。延べ100年、民主・共和両党が死闘を繰り広げる米国も選挙のたび支持政党が替わる。最近、第3の大統領候補と呼び声高いのがロバート・ケネディー氏。元司法長官の次男でバイデン氏とトランプ氏に飽き足りない向きが10%以上支持を表明。7~8月共和・民主党大会で流れが変わりそうだ。日本でも起きる。与党はおろか野党もガラガラポン。7日都知事選が初動とみられる。せいぜい2期が3期に入り、公職選挙違反から当選取り消しの憂き目。70年権力の中枢にある自民党が分裂。野党も解体の危機。旧ソ連(1922~91)が経済の混乱で70年続いた政権を投げ出したのに似ている。戦前の政友会、民政党然り。米民主党は独立当時の民主共和党がルーツ。南北戦争前誕生した共和党に圧倒され、20世紀初頭まで万年野党に近かったという。日本の場合、けじめをつけるため都知事選無効が望ましい。この儘では行き詰まる。一度ガス抜きをしないと市場も機能不全になる。
日経平均先物によると、11日大証ミニ4万2210円(-0.37%)に対しラージ同、シカゴ2220円。現物より4円安い。ダウ先物3万9984ドル(-0.16%)。同263ドル高い。VIX恐怖指数12.98(+1.01%)、WTI原油先物82.31。金先物2387(+0.35%)、ビットコイン円9,448,575(+1.07%)。
11日の日経平均392円高。大引け4万2224円。TOPIX2929(+19)。10年債1.080%。米10年債4.281%。上海総合2970(+1.06%)、香港ハンセン17,832(+2.06%)、インドNifty24,315(-0.03%)、ロシアRTS1067(-2.40%)。グロース655.86(+0.21%)。値上がり率ランキイングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。ホロスコープによると、後半政治に経済もガラガラポン。冥王星逆行によるもので9~11月本番を迎える。(了凡)