達成感と膠着状態の中 強弱感が対立しいびつな需給に (2024.07.11)
続伸。日経平均中陽線の引け。後場中頃一段高になった。指数先物によるもので、12日SQを控え外資の思惑と買い戻しが交錯。日経平均、TOPIXともに最高値を更新した。9日ダウ52ドル安(8日31ドル安)、ナスダック・S&P500種続伸に呼応。FRB議長の上院議会証言で9月利下げと米景気減速懸念が伝えられ、9日債券市場参加者会合を受けた日銀の国債買い入れ減額観測から金融株が再び買われた。10日同議長の下院証言のほか11日米CPI発表を控え波乱含み。引け後、先物が高い。米利下げと日本の金利上昇が見込まれ信用にプラスという。プライムの出来高18億9600万株、売買代金4兆7600億円。値上がり638(値下がり931)。まちまちだ。先行指数の達成感と膠着状態の中で強弱感が対立している。9日入手した情報によると、現在米国の株式ファンドが米上場企業の3倍。世界の株式市場のうち70%最も価値の高い10社を含む米企業が占める一方、世界の上場企業のうち米企業のシェア10%以下。いびつな需給にもつれ込んだ。低金利が株にとって好材料でも、市場にとってそうでもない。将来のリターンに影響するという。エヌビデア、マイクロソフト、アップルといった人気株や、これらのお陰で舞い上がったミューチアルファンドを所有している投資家に限り最近のポートフォリオに満足。低金利が長く続く一方、インデックスファンドが台頭し、小型の米企業が買収のターゲットになった。高収益企業の大半買収され、生き残った企業の利益も歴史的水準を下回るという。気になるのが、5月以降断続的なクロスに揺れる■■■■■■■(****)。月末から8月、来年にかけて外資を含む本尊筋が複数顔を出すとみられ、設立から24年かけて利益を出す機会がやってきた。箝口令が敷かれている模様で21日の満月まで目を離せない。
日経平均先物によると、10日大証ミニ4万2150円(+0.50%)に対しラージ同、シカゴ2155円。現物より323円高い。ダウ先物3万9596ドル(-0.01%)。同304ドル高い。VIX恐怖指数12.44(-0.56%)、WTI原油先物81.31(-0.12%)。金先物2379(+0.49%)、ビットコイン円9,496,300(+1.23%)。
10日の日経平均251円高。大引け4万1831円。TOPIX2909(+13)。10年債1.085%(+0.015)。米10年債4.273%(-0.026)。上海総合2939(-0.68%)、香港ハンセン(17,471(-0.29%)、インドNifty24,324(-0.45%)、ロシアRTS1093(-2.32%)。グロース654.51(-0.52%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、フ■■■■■■(****)など。ロイターによると、世界の平均気温13ヵ月連続ピーク更新。通年で最も暑い見通し。市場も承知している。(了凡)