来週から怒涛の変化も 破戒と再生を巡り大調整が始まる (2024.06.13)
3日ぶり反落。日経平均小陽線の引け。後場下げ渋った。11日ダウ120ドル安(一時422ドル安)を受けたもので、日本時間12日午後9時半発表される米CPI(5月)が主因。FOMCと相俟って持ち高調整を迫られた。日中値幅僅か136円。窮屈な地合いでプライムの出来高15億0100万株、売買代金3兆3600億円の薄商い。値上がり619(値下がり954)。いかにも旗色が悪い。G7が13~15日サミットを前にロシアの凍結資産(3000億ドル)で基金。ウクライナ支援に合意したと伝えられ前途多難。米大統領の次男が薬物使用で銃を所持し、デラウェア連邦地裁3件すべて有罪判決もこたえる。NY在住の若林氏が34の罪状すべてクロになったトランプ氏を叱責。7月11日の判決で「最長4年の懲役」に匹敵する。事実上、11月5日の米大統領選で因縁の高齢対決が消滅。今後民主・共和党大会で新人の登場が予想されるものの米国の負けだ。11日アップルが前日の反動で最高値を更新する一方、ボーイングが納入半減(5月)で投資不適格。格下げ懸念という。米主要3指数が踊り場に変わりない。11日入手した情報によると、仏大統領が議会を解散し総選挙に出た。任期半ばだが、負けると辞任の可能性もある。庶民に人気がないしエリートの一部しか支持していない。EU議会選で右翼のルペンに大敗した。原因の半分がウクライナ政策の失敗。フランスの有権者はロシアと戦争する大統領の気持ちを理解できない。米国に話を戻すと、米大統領は壊死しつつある。2020年の選挙戦から無能ぶり明らか。取り巻きが米国民を半分ごまかすことに成功した。24年の選挙で権力を失うわけにいかない。一貫した考えに大統領である限り恩赦権があるという。さらに、ロシアの経済について言及。39%シャドーエコノミー(影の経済)といわれながら、現在GDP全体で中国、米国に次ぎ第3位。世界銀行が21年に実質GDP(国内総生産)で中国、米国、インドに続き4位。日本は5位という。世界3位の経済大国が中国と組みウクライナで欧米に負けるはずがない。7~8月発表される4~6月期決算で次の流れが決まる見通し。差し当たり、ホロスコープで夏至(21日)のきわみ。何が化けて出るか気になるところだ。昨年も6月から10月まで調整が続いただけに、破戒と再生を巡り大調整が始まる。
日経平均先物によると、12日大証ミニ3万8985円(+0.06%)に対しラージ8990円、シカゴ8975円。現物より98円高い。ダウ先物3万8828ドル(+0.09%)。同81ドル高い。VIX恐怖指数13.11(+2.02%)、WTI原油先物78.83(+1.19%)。金先物2329(+0.14%)、ビットコイン円10,697,587(+0.68%)。
12日の日経平均258円安。大引け3万8876円。TOPIX2756(-20)。10年債0.985%(-0.035)。米10年債4.391%(-0.012)。上海総合3037(+0.31%)、香港ハンセン17,937(-1.31%)、インドNifty23,322(+0.25%)、ロシアRTS1120(-0.96%)。グロース634.66(+0.50%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。来週から怒涛の変化も考えられる。(了凡)