証券ビュー

アンコール伊勢町

半導体材料で巻き返す 経済で世界に貢献できるポジション (2024.06.11)

 週明け反発。日経平均小陽線の引け。後場一段高だ。前週末鼠一匹の地合いに1ドル157円台の円安が手掛かり。先物が思惑で買われポジション調整。引け後、売られた。プライムの出来高13億2900万株、売買代金3兆3100億円の薄商い。値上がり1326(値下がり286)。11~12日FOMCと米CPI(5月)、13~14日に日銀政策決定会合とSQ算出、13~15日G7などこなす場面。7月末FOMC、8月ジャクソンホールまで売りたい強気と買いたい弱気の鍔迫り合い。均衡を失うと暴落になりかねない。現に、6~9日EU議会選で統合派が敗退し極右が第1党の見込み。直ちに仏大統領が解散を表明し30日投票。決選投票7月7日の見通し。英国離脱とドイツの苦境を受けたもので破戒と再生に直面。9日前国防相が政権撤退を表明したイスラエル然り。体制と反対制の折り合いがつかず下剋上が続出している。この間、日本は政治資金パーティー収入を巡る裏金問題で紛糾し蚊帳の外。幸か不幸か30年デフレとインフレの潮目に入った。10日GDP改定値(1~3月)を年率1.8%減(速報値2.0%減)に上方修正。金融と保険を除く全産業の設備投資が前年同比6.8%伸びた。このため、日経平均が1~3月最高値を更新し高値圏でもみ合い。7~8月発表される4~6月期決算で次の流れが決まる見通し。日本はコロナやウクライナ・中東戦争に対し深入りする立場にない。過去10年余り、マイナス金利で米国に高跳びした1500兆円の一部が里帰り。2024~25年円安、株安、債券安から26~27年トリプル高に変わるとみられる。経済で世界に貢献できるポジションにつけた。10日入手した情報によると、日本企業は半導体製造に不可欠な6種類の化学品材料で世界生産の半分近くシェアを持ち、同材料なしに米国の防衛産業が機能しないという。具体的に、■■■■■■(****)と■■■■■■(****)が最右翼。■■■■■■(****)のフォトレジストも職人芸といわれる。シリコンウェハー上に回路パターンを印刷するのは書籍・美術印刷の技術。19世紀欧米人を魅了した木版画をルーツに日本の職人が得意としている。
 日経平均先物によると、10日大証ミニ3万8890円(-0.28%)に対しラージ同。シカゴ8870円。現物より168円安い。ダウ先物3万8773ドル(-0.22%)。同26ドル安い。VIX恐怖指数13.14(+7.53%)、WTI原油先物75.70(+0.23%)。金先物2317(-0.32%)、ビットコイン円10,919,885(-0.08%)。
 10日の日経平均354円高。大引け3万9038円。TOPIX2782(+27)。10年債1.015%(+0.045)。米10年債4.460%(+0.028)。上海総合3051(+0.08%)、香港ハンセン18,366(-0.59%)、インドNifty23,259(-0.13%)、ロシアRTS1144(+0.13%)。グロース625.78(+0.67%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。日本は半導体材料で巻き返しに入った。(了凡)