エヌビデアとミーム株 円安ドル高から円高ドル安の潮目 (2024.06.07)
3日ぶり反発。日経平均小陰線の引け。後場伸び悩んだ。5日ダウ96ドル高(一時163ドル安)、エヌビデア祭り続行が手掛かり。米長期金利低下を受けてフィラデルフィア半導体指数+4.52%、ナスダダック+1.96%が神輿役。もみ合い圏で小動きだ。7日米雇用統計のほか来週FOMC、日銀政策決定会合を控えブラックアウト。欧米利下げ、日本利上げを潮目に流れが変わり始めた。プライムの出来高16億5200万株、売買代金4兆2600億円と低水準。値上がり601(値下がり988)に過ぎない。引け後、先物も小動きで手掛かり難。前日、6月中下旬胸騒ぎと述べたばかりだ。これから半年、NYを中心にあらゆる金融商品が投機の対象になり乱高下。米大統領選(11月5日)を巡り、暗黒の木曜日に匹敵する調整がミソ。エヌビデアとミーム株が前兆とみられる。潮目にこだわると、過去10年円安ドル高から円高ドル安に振ってくると考えられ、黒田バズーカに伴うマイナス金利で米国に高跳びした1500兆円が日本に里帰り。日経平均が倍返しどころか10万円も視野に入る運びにある。おのずとファンドが動揺しポジション調整に追い込まれた。5日サマーズ元米財務長官が中立金利4・5%をアナウンスする一方、米仮想通貨投資会社CEOが年内ビットコイン10万ドル超に言及。6月から鍔迫り合いに入った。ホロスコープによると、米国が南北戦争(1861~65)なら日本は明治維新(1867~68)に相当し解のない混乱期。19世紀の戦争や20世紀の選挙も時代遅れ。AIが蔓延し世界中「回転寿司」になりかけた。そこへ登場したしたのがエヌビデアとミーム株。プロとアマ、胴元と顧客がSNSで果し合い。始まったばかりだ。ケイマン諸島をはじめTax Haven(租税回避地)が動き出した模様で、今後10年ドル安円高が見込まれる。このため、5日何が起きても動じないと述べた。週末から検証が始まる。
日経平均先物によると、6日大証ミニ3万8800円(+0.10%)に対しラージ同、シカゴ8790円。現物より86円高い。ダウ先物3万8861ドル(-0.06%)。同54ドル高い。VIX恐怖指数12.74(+0.87%)、WTI原油先物74.72(+0.88%)。金先物2379(+0.15%)、ビットコイン円11,115,966(+0.15%)。
6日の日経平均213円高。大引け3万8703円。TOPIX2757(+9)。10年債0.955%(-0.045)。米10年債4.300%(+0.023)。上海総合3048(-0.54%)、香港ハンセン18,476(+0.28%)、インドNifty22,821(+0.89%)、ロシアRTS1128(-1.04%)。グロース612.53(-1.71%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。■■■■■■(****)が一時5810円をつけ上場来高値を更新。分割を加味したもので、主力の抗がん剤「エンハーツ」に高い評価。バイオを見直す動きが背景にある。(了凡)。